AV強要「一通の告発メール」アメとムチ 歓待後、社長と「練習」も

高野 真吾

昨年起きたAV出演強要被害を語る20歳の女子学生。今も平和な日常生活を取り戻せていない

 政府が取り組みを進めているAV出演強要問題。「twitterで記事を見つけ連絡しました」。同僚記者の元にそんな「一通の告発メール」が届いたのは1月のことだった。今は20歳になった女子学生は、接点を持ったプロダクションからアメとムチを巧みに使い分けられ、取り込まれていった。豪華な食事にエステというアメ、事務所での「練習」というムチ。「マインドコントロールされたみたい」になった女子学生は、複数の作品に出演せざるを得ない状況になっていったという。(朝日新聞記者・高野真吾)

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