世界中から「独立」を反対される民族 クルド人がこだわる「悲願」

神田大介
朝日新聞ポッドキャストMC

クルディスタン地域政府の軍隊「ペシュメルガ」の女性隊員=2016年3月30日

 中東のイラクで、少数民族のクルド人が25日、独立を問う住民投票を行います。ところが、ほとんどすべての国が「中止」や「延期」を求め、ふだんは意見の対立しがちなアメリカとロシア、サウジアラビアとイランも投票反対で足並みをそろえました。中東の4カ国を中心に計3000万人とされる人口を抱え、「国なき最大の民族」と言われるクルド人の悲願を目指す動きは、なぜ支持されないのでしょうか。(朝日新聞国際報道部・神田大介)

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