福島から「風評被害」検索なくならず 被災地を苦しめる震災の傷痕

篠 健一郎

皮ごと丸かじりしてもおいしいという特産の桃「あかつき」を配って福島の復興をPRするミスピーチ(左)ら=2013年8月3日、JR京都駅

 東日本大震災からまもなく6年。被災地では風評被害への心配が続いている。ヤフーの検索データからは、2011年から2016年まで、福島県内から「風評被害」の単語が検索され続けていることがわかった。国は「不当な安値買い」への対策を進めているが、検索データからは被災地の不安がなくなっていない状況が見て取れる。宮城県では輸出が制限されているホヤ漁に大きな影響が出ている。(KHB東日本放送・佐藤岳史、朝日新聞デジタル編集部記者・篠健一郎)

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