鉄格子の大みそか、身近な「難民」人権と法のはざまで…収容施設の今

大村入国管理センターの-人部屋。廊下側(手前)も窓側も鉄格子でふさがれている。左奥の小窓のついた一画はトイレ=長崎県大村市、鬼室黎撮影

 大みそか、遠い異国で隔離されたまま新年を迎える人たちがいます。全国に17カ所ある収容施設。強制送還と決まった人などが対象で、法務省入国管理局(入管)が管理しています。いつ出られるともわからない日本社会を密室の中で思い描いています。人権と法のはざまで「人を収容する」ことの難しさと難民の実情の一端をお知らせできればと思います。(朝日新聞映像報道部・鬼室黎)

続きを読む