電通「鬼十則」生みの親、晩年に語った「健康の大切さ」

信原 一貴

「鬼讃仰」に掲載された吉田氏の肖像写真。隣に「鬼十則」が載っている。

 女性新入社員が、過労の末に自殺した電通。過重労働を許す風土をつくった一因と指摘されているのが、65年前につくられた電通社員の心得「鬼十則」です。しかし、この鬼十則をつくった電通発展の立役者が、「睡眠の大切さ」も説いていたとツイッターで話題になっています。また、自らが大病を患った晩年には「健康の大切さをしみじみ考えた」とも語っていました。その真意とは何だったのでしょう? 記者が取材をしました。

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