「べっぴんさん」何者でもない主役路線 制作統括が明かす誕生秘話

松本紗知

「べっぴんさん」の撮影に臨む、ヒロイン・坂東すみれ役の芳根京子さん=2016年5月、神戸市

 10月3日から、新しい朝ドラ「べっぴんさん」が始まりました。朝ドラといえば、前々作の「あさが来た」は今世紀最高の平均視聴率23.5%(関東地区)を記録。前作「とと姉ちゃん」は今世紀3位の22.8%(同)で、どちらも力強く道を切り開いたヒロインを描いて評判を集めました。そんななかスタートした今作の主人公は「普通のお母さん」。一見、地味そうな設定ですが……。数字のプレッシャーもあるなか、「べっぴんさん」で制作統括を務める、NHK大阪放送局の三鬼一希(みき・かずき)チーフ・プロデューサー(47)に聞きました。(朝日新聞大阪本社生活文化部記者・松本紗知)

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