人口6700人、山奥の喫茶店に1日100人が訪れるシンプルな理由

浜田陽太郎

山間の過疎地にある「coffee iPPO」。その味を求めて1日100人以上のお客が詰めかける

 東北の山村にある1軒の喫茶店が先月、開店6周年を迎えました。津波で壊滅的な打撃を受けた宮城県南三陸町から内陸へ車で40分。典型的な過疎地ですが、多い日だと1日100人のお客さんがやってきます。南千住の名店、カフェ・バッハのオーナーの薫陶を受け、栃木の人気店で修行を積んだ若い店主が貫く信念が、静かな山村に奇跡のような空間を生み出しています。

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