芸術の域に達した「ラブドール」 地下の画廊で美人画とコラボ

画家・池永康晟さんの絵画「如雨露」の女性を再現したラブドール=東京・銀座のヴァニラ画廊

 女性の身体を模した「ラブドール」と呼ばれる人形。かつては「ダッチワイフ」とも呼ばれていましたが、そのラブドールに「芸術性」を見いだし、「いずれ美術館に収蔵されてもおかしくない」と惚れこんでいるのが、「日本美術全集」の編集委員も務めた、美術史家の山下裕二・明治学院大教授です。そんな山下さんが、日本の美人画をラブドールで再現する企画を監修したと聞き、見に行ってみました。(朝日新聞文化くらし報道部記者、丸山ひかり)

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