VRが変える映画の未来 大切なのはともに体験すること
最大級の映画レビューアプリ「フィルマークス」をを運営する株式会社つみきの代表取締役社長 鈴木貴幸さんが語る映画の未来は?
提供:幻冬舎/東洋経済新報社
朝日新聞で連載中の「吾輩は猫である。」そのキャラクター「マダニャイ」が2016年の出版界とエンタメ界を振り返ります。今回は最大級の映画レビューアプリ「フィルマークス」を運営する株式会社つみきの代表取締役社長 鈴木貴幸さんにお話を聞きました。最後にはあなたのラッキーブックがわかる占いも!ぜひ奮ってご参加ください。
2016年は邦画が注目された年でしたが、来年は洋画の大作が多く控えています。『スター・ウォーズ エピソード8』が公開されることは今から話題ですし、『スパイダーマン』や『ワイルド・スピード』『トレインスポッティング』などの続編のほか『美女と野獣』の実写化も期待が集まっています。
映像技術の発達は、映画と映画館をもっと楽しく、魅力的なものへと変化させていくでしょう。90年代に公開された『ジュラシック・パーク』は、大きなインパクトがありましたが、15年に公開された『ジュラシック・ワールド』は、よりリアルで迫力ある作品となりました。
シーンに合わせてシートが動き、水や風が吹きつけたり、雷鳴に劇場全体がフラッシュする体験型の4DXデジタルシアターも増えています。今後はVR(バーチャルリアリティー・仮想現実)の映画館も誕生するのではないでしょうか。映画はさらに臨場感が追求され、映画の世界に自分が存在している感覚で楽しめるものになってくるはずです。
『Hybrid Mind Market presents貞子vs伽椰子 VR』inラフォーレ原宿(12月25日終了)は、VRを駆使したイベントです。ホラー映画『貞子vs伽倻子』の世界観を体験できるのですが、貞子が近づいてくる感覚がリアルで本当に怖かったですね。21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「デザインの解剖展」や森美術館の「宇宙と芸術展」も展示と体験を組み合わせた展覧会で、大人も子どもも楽しめる内容になっていました。
エンターテインメントは多様化し、様々な手段で楽しむことができるようになりました。見たい映像や聞きたい音楽はすぐに見たり聞いたりできることが当たり前ですし、テレビ番組も録画して持ち運べます。しかし、スポーツ観戦やライブ、舞台、映画館のように、足を運んで場の空気を共有しなければ味わえない体験もあります。リアルでもデジタルでも、エンターテインメントには「ともに体験すること」が求められ、大切になってくる気がしています。
フィルマークス 2017年 上映映画 期待度ランキング
鈴木さんありがとうございました!映画も技術と共に進化しているニャ!
いよいよラッキーブック占いのはじまりニャ!
結果はシェアしてお友達にもラッキーを分けてあげてニャ~