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エンタメ

月30冊を読破する末吉里花さんが人に贈りたい本とは?

エシカル協会代表理事の末吉里花さん。月間30冊読破するという大の読書家の末吉さんが人に贈りたい珠玉の本は・・・?

提供:東洋経済新報社/ぴあ

目次

 朝日新聞で連載中の「吾輩は猫である。」そのキャラクター「マダニャイ」が2016年の出版界とエンタメ界を振り返ります。今回は「毎月の読書」についてエシカル協会代表理事でありフリーアナウンサーの末吉里花さんにお話を聞きました。最後にはあなたのラッキーブックがわかる占いも!ぜひ奮ってご参加ください。

末吉さん自身も本を出版しているのニャ?

「エシカル」って何? そんな人に読んでほしい

 この秋、『はじめてのエシカル』という本を出版しました。この本で特に伝えたかったのは、エシカル、すなわち「人や社会、地域、環境に配慮されている」という概念は、実はとても身近なことであり、取り組むあなた自身をワクワクさせてくれるということです。

 本の中では、厳しい現実――例えば、格安の洋服の生産過程で起きている環境破壊や労働搾取といった問題――にも触れていますが、重点を置いたのはその先「では、私たちに何ができるのか」ということです。最も身近な方法は、毎日の「買い物」。例えば、地元で作られた野菜を選ぶ、有機栽培のコーヒーを買う、フェアトレード製品を取り扱ってほしいとお店の人に声をかける。一人ひとりの力は小さくても、多くの人が実践すればそれは社会を動かす大きな力になります。それに私の経験上、丁寧に縫製されたエシカルな服は長持ちするので実は経済的ですし、作り手の思いがこもったジュエリーは身につけるだけで気持ちが豊かになるものです。皆さんもできる範囲で、エシカルな買い物を始めてみませんか?

 「もったいない」「お互いさま」と身の回りの世界を大切にする日本人の感受性はエシカルそのもの。全国の講演活動で知り合った小中高生の行動力には感心させられることがしばしばです。私も一歩ずつ前進していけるよう、今後も情報発信をしていくつもりです。

読書は月に30冊ペース 年末にじっくり読めたら

 両親の影響からか、昔から本が大好きで、いまは月30冊ほどのペースで読みます。移動中の読書が多いので、荷物が常に重いのが悩み(笑)。新聞の書評欄も必ずチェックしますよ。 

 贈り物としてよく選ぶ本は、池澤夏樹さんの『きみが住む星』と、写真家・星野道夫さんの『クマよ』。どちらもシンプルな言葉ながら真理を突いているというか、日々の暮らしで見失いがちな視点に気付かせてくれる大好きな本です。仕事関連では、パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードさんによる『社員をサーフィンに行かせよう』『レスポンシブル・カンパニー』に、大変感銘を受けました。

 実はいま、読みたい本がすでに20冊程たまっているんです。年末年始は読書に没頭する時間も楽しみですね。

いよいよあなたのラッキーブックを占うニャ!候補はこの3冊ニャ!

『僕らが毎日やっている 最強の読み方』 池上 彰・佐藤 優 著(東洋経済新報社)

たくさんの情報が飛び交う今。「新聞」「雑誌」「ネット」「書籍」をどう読んでいけばいいのかニャ?読むだけではなくて知識と教養を一気に身につける秘訣は何かニャ?みんなが知りたかった池上彰さんと佐藤優さんの知の源泉が明らかになるのニャ!

『人を育て 組織を変え 成功を呼び込む 勝利への哲学』 原 晋 著(ぴあ)

監督就任5年目で青学大33年ぶりとなる「箱根駅伝」に出場、さらに「箱根駅伝」を連覇するなどの強豪に育てあげた、原晋監督の発言の数々を「語録」としてまとめた1冊なのニャ。管理職として組織をどうやって勝利へと導くのか悩んでいるあなたは一度実践してみるのニャ。

『なんでお店が儲からないのか僕が解決する』堀江 貴文 著(ぴあ)

流行る店とチャンスをつぶしてしまう店はどこが違うのかニャ? 1年365日外食を続ける堀江貴文さんだからこその、全く新しい視点でのレストランビジネスへの提言なのニャ。飲食店経営者はもちろん、付録の堀江さんが認めたお店リストはグルメなあなたにおすすめなのニャ!

いよいよラッキーブック占いのはじまりニャ!結果はシェアしてお友達にもラッキーを分けてあげてニャ~

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