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「太陽の解釈ヤバすぎ」…〝宇宙〟モチーフのぬいぐるみ話題 狙いは
「欲しすぎて狂いそう」
「太陽の解釈ヤバすぎる」――。そんな言葉とともに紹介されたぬいぐるみのガチャガチャが話題です。販売元のガチャガチャメーカーに、「宇宙のぬいぐるみ」のデザインについて話を聞きました。
「太陽の解釈ヤバすぎる」という言葉と共にXの投稿で紹介されているのは、ガチャガチャメーカー「クオリア」から発売されている「宇宙のぬいぐるみ」。
太陽系をモチーフにしたかわいらしい球体のぬいぐるみに、にっこり顔がデザインされています。
話題になっている「太陽」は、燃えさかるような赤いふさふさの長めの「毛」が特徴で、他の星とは一風変わった出で立ち。
この投稿はXで8万件以上の「いいね」を集めました。
引用する形でついたコメントの中には、「まって超かわいい」「ほしすぎて狂いそう」というものも。実際に回してみて太陽が出た人からは「意外とふわふわしてるんよw」という感想も。
太陽の解釈ヤバすぎる pic.twitter.com/BhfHiIY9Ux
— さかなかもしれない (@yumesakana) April 10, 2024
クオリアの担当者に開発の経緯を聞きました。
担当者は「過去に宇宙モチーフのカプセルトイを販売したこともあり『ガチャ』と『宇宙』の相性は良いのではないか、と漠然と思っていました」。
同社では、「にっこりーノ」というオリジナルのぬいぐるみブランドがあり、「宇宙」をテーマにそのブランドを生かしたいと思い立ったそう。
「お客様にウケるかは宇宙のように未知数でしたが、『やっちゃえー!』という思いで商品化させて頂きました」といいます。
Xで話題になった「太陽」のデザインの意図については「ガチャの特性上、『なんだこれ!』と笑っていただけるラインナップを入れるように心がけており、その作戦がまさに今回のバズにつながったのかと思っています」
他の星にくらべて毛の長さが印象的なデザインについては、「みんなの『太陽はメラメラしてほしい』という気持ちを想像して、長毛なデザインに落とし込みました」。
「太陽」が話題になった一方で、記者の周りでは、「火星」も話題に。球体の上部に少量の髪の毛が乗っているように見えるデザインで、その「髪の毛」部分の正体が議論になりました。
記者が安易に「雲では?」と推測すると、天文に詳しい記者からは「火星にあまり雲はありません」と一刀両断。「二酸化炭素が凍ったものでは…?」と推察していました。
正解を同社担当者に聞くと、「火星の極冠(大気を持つ太陽系の固体天体の極域に形成される氷の塊)部分をイメージしております」。
「夏になると二酸化炭素の水蒸気が放出されているようで、その水蒸気的なイメージを、モヒカンのような愛嬌のあるキュートなデザインにしてみました」
「カプセルパンパンに詰め込んだ大ボリュームが『にっこりーノ』の売り」と担当者。そのため、今回の商品も、できる限り大きくなるように設計したといいます。
その中でも環(わ)のある「土星」は「大きすぎて……」と笑う担当者。それでもなんとかカプセルに入るサイズにした「力作になっている」そうです。
今回Xで話題になってことについては「とても嬉しく思っております」。
ただ、今回のラインナップには、金星、天王星、海王星が入っていません。「太陽系惑星を完全制覇すべく、是非第二弾もやりたいと思っています」
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