ネットの話題
なぜ群馬県が1位なのか… 都道府県のピンバッジ、新作も同じ結果に
考えられる理由を担当者に聞きました
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考えられる理由を担当者に聞きました
ゼンリンが手がけた各都道府県をモチーフにしたピンバッジ。今年3月に発売された商品も、先月発売された商品も、なぜか売り上げ1位が群馬県という現象が起きています。考えられる理由を担当者に聞きました。
住宅地図帳や地図データベースで知られるゼンリン(本社・北九州市)。
地図がデザインされた文具や雑貨を、専門店「Map Design GALLERY」とそのオンラインストアで販売しています。
「地図は目的地に辿り着くための身近で便利な『ツール』として日々活用されています。その地図を『柄・デザイン』として捉え、新しい地図の可能性の追求に取り組んでいます」
そう話すのは、Map Design GALLERYのマーケティング担当・山口朋希さんです。
今年3月に発売したのが「47都道府県ピンバッジ」。
各都道府県の形をしていて、それぞれ市区町村の境界まで刻印されたデザインです。
(区は東京特別区の23区のみで、政令指定都市の行政区は除く)
富山県にある日本一面積の小さい自治体「舟橋村」もしっかり入っています。
「179市町村ある北海道は、デザイナーが試作に試作を重ねました。つけやすいサイズ感と、全市町村をすべて表現するのに最適なサイズのバランスを調整するのに苦労しました」と山口さん。
10月に発売されたのが「街まち 47palette カラーピンズ」。
こちらは「47都道府県ピンバッジ」よりも一回り小ぶりで、名産品や名所をイメージしたカラーリングが施されています。
「エリア分けについては、地域区分など様々な情報を参考にして、地元や出身者の方に『わかるわかる!』と思っていただけるようなデザインとしました」(山口さん)
これら2つの商品に共通しているのは、売り上げ1位が群馬県であるということ。
具体的な順位については回答を控えたいとのことですが、どちらの商品も上位に北海道、東京都、神奈川県、千葉県などがランクインしているそう。
オンラインストアの売れ行きの初速は群馬県が突出していて、品切れになったこともあり、他の都道府県が追い付いてきている状況だといいます。
なぜ群馬県が1位になるのか? 群馬県出身の山口さんは理由をこう推測します。
「あくまで個人的な見解ですが、群馬県民郷土かるた『上毛かるた』で『つる舞う形の群馬県』と詠まれていたり、川にかかる橋のたもとに掲示されている河川名を掲示した看板が県の形をしていたりと、県の形への認知が高く、愛着があることが要因ではないかと思います」
北海道や、ゆるキャラで知名度を上げた千葉県など、上位には「形自体が認識されている」という共通点があるとのこと。
群馬県については、地元紙で取り上げられたことで認知度が上がったことが後押しになっているとも考えられるそうです。
「47都道府県ピンバッジ」に続いて「47palette カラーピンズ」にも大きな反響があり、「みなさんの都道府県に対する愛着が『確証』に変わった感覚があります」と山口さん。
「みなさん、地元、出身地、居住地の都道府県、大好きなんですね。これらの商品を通じて、まずは『地図って面白いな』と思っていただきたいです」
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Map Design GALLERYでは、X(旧ツイッター)で地図デザインにまつわる小ネタをつぶやいたり、LINEで地図デザインに関するクイズキャンペーンを実施したりしているそうです。「ぜひ、フォローや友だち追加して楽しんでいただければと思います」とのことでした。
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