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実は「フィレオフィッシュ」も同じバンズです 違いは焼くか、蒸すか
食感が異なる理由について日本マクドナルドを取材しました
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食感が異なる理由について日本マクドナルドを取材しました
マクドナルドのロングセラー商品「フィレオフィッシュ」。あのフカフカしたバンズ(パン)が好きという人も多いと思いますが、実はハンバーガーやチーズバーガーなどと同じバンズを使っています。食感が異なる理由について日本マクドナルドを取材しました。
日本では1971年の創業時からレギュラー販売しているフィレオフィッシュ。
白身魚のフィッシュポーションに、チーズとタルタルソースを合わせたバーガーです。
フィッシュポーションに使われている白身魚は「スケソウダラ」。
MSC(海洋管理協議会)認証を取得した持続可能な漁業で獲られたものです。
そんな人気商品の特徴の一つが、フカフカのバンズ。
フィレオフィッシュのために作られたものかと思いきや、そうではありません。
実はハンバーガーやチーズバーガーなどと同じものを使用しているのです。
「『トースト』か『スチーム』かによって食感が異なっています」
そう話すのは、日本マクドナルドの広報担当者です。
レギュラー商品で使用しているバンズは全4種類(朝マックのマフィンとマックグリドルは含めず)。
間に挟むパティやポーション、ソース、チーズ、野菜などとの相性や、全体の食感のバランスを考慮してバンズを選定。
その上で、トーストするかスチームするかを決めているといいます。
「トーストすることで香ばしくさっくりとした食感に、スチームはフワフワとした食感を出すことができます」
実際に調理の様子を見せてもらったところ、チーズバーガーのバンズは上下それぞれの内側をトースト。
フィレオフィッシュのバンズは、専用の機械で蒸してから調理していました。
もちろん、使っているバンズは同じものでした。
ちなみに、レギュラー商品の中でバンズをスチームしているのは「フィレオフィッシュ」と「えびフィレオ」、朝マックの「ベーコンエッグマックサンド」の3商品。
期間限定で販売中の「七味香る 牛すき月見」もスチームですが、「月見バーガー」「チーズ月見」はトーストです。
国内の製パン会社の工場で、マクドナルド専用として製造されているバンズ。
世界共通の品質基準があり、風味や食感だけでなく、焼き色や形といった見た目にも細かい基準があるそうです。
原料である小麦粉は、育った場所や獲った時期によって少しずつ違いがあり、作るときの湿度や気温で仕上がりも変化します。
そのため、分量のバランスやこねる時間などを調整しながら製造し、出来上がったバンズを人の目と機械の目でダブルチェックしているといいます。
「バンズのサプライヤー様においても、お客様に安心して美味しく召し上がっていただけるよう、基準に即したバンズを日々製造いただいております。安全で品質の良いバンズ使用したバーガーやサンドイッチをお楽しみいただければ幸いです」
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