ネットの話題
ワイプじゃなくてキムタオル「掃除で活躍」「圧倒的安心感」違いは?
四つ折りタイプやロールタイプもあります
ネットの話題
四つ折りタイプやロールタイプもあります
実験などで使う拭き取り紙として、理系学生にとっておなじみの「キムワイプ」。研究室や工場、病院でも定番の製品として愛用されています。なにかとキムワイプばかりに注目が集まりがちですが、実は少し厚手の「キムタオル」という製品もあります。違いは?使い方は?製造元企業に聞きました。
近年、ネット上でも話題になり、認知度が高くなっているキムワイプ。製造しているのは、ティッシュペーパーもつくっている日本製紙クレシアです。
キムワイプは毛羽立ちが少なく、実験器具の拭き取り後も繊維が目立たない紙ワイパーで、毛羽が出ないティッシュのようなものです。
キムワイプに注目が集まりがちですが、クレシアではキムワイプよりも厚みのある「キムタオル」という製品もつくっています。
クレシアのSNSでも先日、「キムワイプと同じくらい活躍しているキムタオルです」との投稿があり、「知らなかった」という反応の一方、「キムタオルのほうが圧倒的につかってた」「会社の大掃除で毎度活躍します」「圧倒的安心感」という愛用者の声も集まっています。
キムワイプと同じくらい活躍しているキムタオルです。 pic.twitter.com/AuEZ8tsstj
— キムワイプ (@kimwipes_crecia) August 15, 2023
クレシアの担当者は「キムタオルは、布製ウエスに代わるものとして1970年に発売された紙ウエスのパイオニア的存在です」と説明します。
シートを独自の加工で接着剤を使わずに接合することで厚みをもたせ、多量の油や水をすばやく吸収します。色は茶色と白があり、四つ折りタイプやロールタイプなど計18種類。ちなみにキムワイプは5種類です。
キムワイプは1枚のシートですが、キムタオルは2〜4枚のシートを重ねてつくられていて、布のような厚みがあります。シート面積も、キムワイプはティッシュの半分ほどの大きさが定番ですが、キムタオルはティッシュの3倍ほどです。
キムワイプは研究室の試験器具や部品といった繊細なものに付着する少ない汚れや水分の拭き取りに使われています。一方で、キムタオルは工場の機械の油、薬品など多量の汚れの拭き取りに使うといいということです。
台所用のペーパータオルよりも厚みがあるため、食器洗い後の水分やフライパンの残り油の吸収、他にも、床掃除やアルコール消毒後の手の拭き取りにも役立つとのことです。
担当者は「趣味の道具や愛車のお手入れ、日曜大工にも活躍しますので、一家に一束、愛車に一束を常備いただくことをおすすめします」と話しています。
1/7枚