ネットの話題
舘ひろし?猫ひろし? いや「鮭ひろし」です ゆかりの三島食品から
担当者に聞きました
ごはんのお供として人気の赤しそふりかけ「ゆかり」を手がける三島食品が、「鮭ひろし」を発売します。毎回ユニークなネーミングでネット上の注目を集めていますか、今回はどのような経緯だったのでしょうか? 担当者に聞きました。
看板商品の「ゆかり」は、商品の色が紫色で、紫色が「ゆかりの色」と呼ばれることから、「ご縁を大切にしたい」との思いを込めて命名されました。
その後、青じそふりかけの「かおり」、ピリ辛たらこの「あかり」が発売されて、「三姉妹」として展開。
2020年には、梅の酸味とカリカリ食感が楽しめる混ぜごはんの素「うめこ」が発売されました。
商品名がそれまでの「り」つながりではなく、「こ」となったことから、ネット上でも話題に。
ちなみにうめこは、昭和の演歌歌手をイメージして社長が命名したそうです。
2021年には地元・広島県産の「広島菜」を100%使用した混ぜごはんの素「ひろし」を発売。
ほぼ「ひろこ」という名前で決定していたそうですが、「広島菜の読みの最初の3文字『ひろし』の方がしっくりくるだろう」という社長のひと言で変更になったといいます。
そんな三島食品が8月1日に発売するのが「鮭ひろし」です。
広島菜と紅鮭を組み合わせた混ぜごはんの素で、ごはんに混ぜる以外にもサラダに合わせたり、いなりずしの具に使ったりするのもオススメだといいます。
ひろしがヒットしたことを受けて、販売目標は出荷ベースで年間2万ケース、金額にして1億円超えを見込む期待の新商品です。
有名俳優やお笑い芸人を思い浮かべてしまう、この商品名。
単純に素材に何が使われているかを認知してもらいやすいようにと決まったといいますが、それだけではないようです。
広報担当者はこう話します。
「開発担当者としては自社商品が擬人化した話題で生活者が盛りあがっていただいているので、今回のネーミング要素もひそかに遊び心を想像して商品名にしたようです。『鮭って名字なの?』『今までと違うけど何か意味があるのかなぁ?』と思っていただけるのではないかと」
早くもSNS上では「シャケなベイベー」といった反応も寄せられています。
「結果的にどのように感じていただけるかわかりませんが、安全・安心・おいしいは当たり前、人と人をつなげるコミュニケーションツールにもなれるとうれしく思います」
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