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ネットの話題

コラかと思ったわ…ロイズのパン〝弱肉強食〟過ぎる外観でSNS騒然

「チョコメーカーらしさ」全開の逸品

一度見たら忘れられない姿のパンが、人々の注目を集めています。
一度見たら忘れられない姿のパンが、人々の注目を集めています。 出典: ロイズコンフェクト提供

目次

北海道に拠点を置き、チョコレート関連商品が全国区の人気を誇る、菓子ブランド・ロイズ。運営元企業が開発したパンが、インパクト絶大な見た目で、ツイッター上を震撼(しんかん)させています。波紋を広げた逸品は、どのようにして世に出たのか。同社を取材しました。(withnews編集部・神戸郁人)

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食物連鎖をほうふつとさせる外観

話題を呼んでいるのは、ロイズの実店舗でのみ販売されている「グテ」。長方形のチョコを、上部にアーモンドスライスが載っている、ふかふかのパンに挟んだ商品です。

何とも優雅なイメージですが、驚くべきはその見た目です。パッケージから今し方出したばかりかのような、大きな板チョコが、パンの切り込み部分に横向きに配置されています。

脳裏に強烈な印象を刻む外観は、自然界の食物連鎖を思わせます。12月上旬、関連画像がツイッター上で拡散されると、こんなコメントが飛び交いました。

「コラ(コラージュ)画像かと思った」「パンがチョコを食べ、人間がパンを食べるのか」「記憶に残りやすい、最高のビジュアルだ」

ツイッター上で話題を呼んだロイズのパン「グテ」。
ツイッター上で話題を呼んだロイズのパン「グテ」。 出典: ロイズコンフェクト提供

2種類のチョコで深い味わいを実現

風変わりなパンは、どういった経緯で誕生したのでしょうか。ロイズを運営する、ロイズコンフェクト(本社・札幌市北区)の広報担当者に話を聞きました。

担当者によると、グテとはフランス語で「おやつ」を意味します。チョコレートメーカーならではのパンを作りたい、という思いから生まれました。同社ベーカリー部門が立ち上がった2000年の発売以来、販売休止やリニューアルを挟みつつ支持を集めています。

「フランスでは、バゲットに板チョコを挟んで食べるという話を聞き、うまく商品開発に採り入れられないかと考えたのが始まりです。そのため、名前にもフランス語を採用しました」

自社工場で生産している板チョコは、縦5.5センチ・横12センチほどのサイズです。カカオとミルクのバランスが良く、コクとまろやかさも特徴だといいます。

そしてパンについては、やや甘めで、ふんわりとした食感になるよう仕上げているのだそうです。上下2箇所に切り込みが入っており、上側に板チョコ、下側にパートショコラ(ナッツを混ぜたチョコペースト)を塗り込んでいます。

「チョコを2種類用いているのは、味に深みを出すためです。グテを目にしたお客様は、その見た目に驚かれる場合が非常に多い。外観に惹(ひ)かれた後、気に入って頂き、リピート購入してくださる方もたくさんいらっしゃいます」

「パートショコラ」の商品画像。
「パートショコラ」の商品画像。 出典: ロイズコンフェクト提供

「親しみを持つためのきっかけに」

グテは、どんな風味なのでしょうか。担当者いわく、食感が異なる2つのチョコレートが、口の中いっぱいに広がる「贅沢(ぜいたく)な味わい」なのだといいます。

売れ行きについては非公表ながら、「家庭でも作ってみたい」との要望がユーザーから届くほどの人気ぶりです。その声に応え、ロイズ公式インスタグラム(royce_jp)では、市販のロールパンを使った再現レシピを公開しています。

ちなみにグテの板チョコは、パン専用に作られており、単体で買うことができません。こだわり抜いて作られた、一つひとつの食材が、ハーモニーを奏でるように組み合わさっているのです。

そして、ツイッター上で関連画像が好評を博した点をめぐり、担当者はこう喜びました。

「グテの見た目のインパクトを面白がってくださり、うれしいです。ロイズをより身近に感じ、親しみを持つきっかけにして頂けたら、と思っております」

   ◇

グテの価格は一個357円(税込み)。ベーカリー商品を扱っている、道内の直営7店舗(厚別西店・あいの里公園店・屯田公園店・西宮の沢店・ロイズタウン工場直売店・上江別店・ロイズ チョコレートワールド)で購入可能です。

【関連リンク①】ロイズ直営店舗一覧(同社公式サイト)
【関連リンク②】パートショコラ販売ページ(同社公式ECサイト)

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