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ネットの話題

災い転じて「落石カレー」 転んでもタダでは起きない道の駅の新商品

開発の経緯を聞きました

これが「落石カレー」です
これが「落石カレー」です 出典: のめこい湯・道の駅たばやまのツイッター

目次

 落石による国道通行止めで客足が激減した道の駅。復旧を記念して期間限定で「落石カレー」を売り出したところ、人気となっています。開発の経緯を聞きました。

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道の駅たばやまで提供


 山梨県丹波山村にある「道の駅たばやま」に併設されている軽食堂TABAテラス。

 そこで今月15日から期間限定で販売されているのが、落石カレー(税込み1000円)です。

 通常のカレーライスの上に、ドリンクカップを逆さにしてかぶせた状態で提供。

 カップを持ち上げると中に入っているナゲット8個が、まるで落石のように転がり出てくる仕掛けです。

 「稼ぎ時である夏場に国道411号が通行止めとなって大打撃を受けました。復旧を記念して企画したカレーです」

 そう話すのは、食堂を担当する大通拓さんです。

この状態で提供されます
この状態で提供されます

通行止めだったから


 今年6月中旬、丹波山村を通る国道411号で落石が発生。

 撤去や防護柵設置などのため、今月14日に復旧するまで全面通行止めとなっていました。

 その影響で、道の駅やTABAテラスのお客さんは激減。

 大通さんも隣町から峠を通る迂回ルートで出社していたため、片道2時間ほどかかっていたそうです。

 「そのうっぷんを晴らそうと、もう一人の担当者とアイデアを出し合って企画しました」

 カップの中身については唐揚げも検討しましたが、中で引っかかって勢いよく出てこなかったためナゲットに。

 ナゲットの個数については、カップに目いっぱい入れた方が勢いよく出てくるため8個にしたそうです。

これが「落石カレー」です
これが「落石カレー」です

ツイッターでも話題に


 怒られることを覚悟で上司に提案したところ、思いがけずOKが出て商品化。

 落石カレーを注文したお客さんが動画を撮影している姿を見かけるたび、厨房で喜んでいたそうです。

 自社のツイッターアカウントでも動画を投稿しましたが、お客さんが投稿したものの方が拡散。

 中には、いいねが10万を超えているものもあります。

 予想以上に反響が大きくて1日20食売れた日もあるそうで、慌てて材料を追加調達しているといいます。

 「人気になっても11月6日までの販売です。あくまで国道復旧を記念した商品なので」

 話題になったことについてはこう話します。

 「出落ちなアイデアで恐縮ですが、喜んでいただけてうれしいです。ぜひ試してクスッとしてください」

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