ネットの話題
「どんぐり」で来場者を数えるよ 府中の博物館、かれこれ20年以上
設置の経緯を聞きました。
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設置の経緯を聞きました。
「観覧者数をカウントしています。どんぐりをいれてください」。博物館に設置されたそんなお知らせが注目を集めました。設置の経緯を聞きました。
東京都府中市にある「府中市郷土の森博物館」。
敷地内は多くの自然に囲まれており、かつて市内にあった江戸時代から昭和初期の建物なども移築・復元されています。
そんな博物館の展示室には時折、「どんぐり」が設置されます。
どんぐりがたくさん入ったカゴの横には「観覧者数をカウントしています。どんぐりをいれてください」と書かれた案内板が。
左右にそれぞれ「大人」「こども」と書かれたプラスチックケースが置かれおり、展示を見に来た人が自己申告で入れることで、観覧者数を数えているようです。
ツイッターで紹介されて「癒されます」「思いつきが素敵」と話題になったこの取り組み。
最近では先月17日から23日まで、特別展示室に設置されていたそうです。
「どんぐりは敷地内で拾ったもので、一度冷凍するなどして虫対策をしたものを使っています」と博物館の学芸員。
チケットを販売する場合はその枚数で観覧者数をカウントできるため、どんぐりが登場するのは主に無料展示の時などだといいます。
かなり昔からの取り組みだそうで「古くからいる職員に確認したところ、かれこれ20年以上前からやっているようです」とのこと。
どんぐり以外にも、昔ながらの遊び道具として「おはじき」を使用するケースも。
特別展示室はどんぐり、企画展示室はおはじき、というすみ分けになっていることが多いそうです。
取り組みが注目を集めたことについては「ごく普通にやっていたことなので反響の大きさに驚いています」と話します。
「園内には古民家や囲炉裏端などもあるので、昔の生活を懐かしんでいただいたり新鮮に感じていただいたりと、ぜひ満喫してください」
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