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599mの高尾山、足りない1mのために乗務員が… ナイスな自撮り

足りない1mのため、乗務員のナイスな自撮りです。

高尾山の山頂でジャンプする竹田知生さん
高尾山の山頂でジャンプする竹田知生さん 出典: 高尾登山電鉄提供

目次

 標高599mとされる高尾山(東京都八王子市)。小学生が「あと1m足りない、キリが悪い」と話すのを聞いた高尾登山電鉄の乗務員が、自撮り写真に挑戦しました。

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高尾山のケーブルカー(画像は過去のもので、現在の紅葉状況とは異なります)
高尾山のケーブルカー(画像は過去のもので、現在の紅葉状況とは異なります) 出典: 高尾登山電鉄提供

高尾登山電鉄のツイート


 高尾山のケーブルカーやリフト、さる園などの経営を行っている高尾登山電鉄。

 その公式ツイッターアカウント「高尾山ケーブルカー」が4日、こんなつぶやきを投稿しました。

 高尾山の標高は599m

 この前「あと1m足りない、キリが悪い」と話しているお客様がいらっしゃいました

 足りないなら残りの1m、自分で跳べばいいじゃない!

 これでピッタリ600m

 ※この為だけに駅員が山頂まで登って、ジャンプしてきました

「600m越えてませんか?」


 添付された写真には、ケーブルカーの男性乗務員が写っています。

 場所は、ケーブルカーの高尾山駅で降りてから歩いて約40分ほどの山頂。

 「高尾山頂 599.15m」と書かれた看板の横で、カエルのようなポーズでジャンプしています。

 どうやら1mジャンプしたことで、ピッタリ600mになっているということのようです。

 この投稿に対して、「すごいジャンプ力」「600m越えてませんか?」といったコメントが寄せられ、いいねは1万を超えています。

 「勤務前の早朝の空き時間を利用して、時間との勝負の中で自撮りしました」

 そう話すのは、運輸課鉄道係の竹田知生さん。

 ケーブルカーの乗務だけでなく、ツイッターなども担当しています。

撮影者に聞きました


 きっかけは8月ごろ、プライベートで高尾登山を楽しんでいた時のことでした。

 山頂で小学校低学年くらいの子どもが「あと1m足りない、キリが悪い」と話しているのを聞いたそうです。

 「ツイッター担当として『これはいいネタだ』と確信しました。もともと599mというのは念頭にあったのですが、それを1m足りないと考える着眼点が、とてもおもしろいなと感じました」

 日中はケーブルカーの乗務があるため、制服姿で山頂に登ることはできません。

 そこで、勤務前の早朝の空き時間を利用して登山し、自撮りしたそうです。

何度も撮り直して

スマホを使ったタイマー撮影だったため失敗した写真
スマホを使ったタイマー撮影だったため失敗した写真 出典: 高尾登山電鉄提供


 高校時代に部活動で器械体操をやっていて、跳躍力には自信があるという竹田さん。

 スマホを使ったタイマー撮影だったため、ジャンプのタイミングが合わなかったり、制帽が飛んでしまったりと、何度も撮り直しをしたといいます。

 話題になったことについては「このツイートをきっかけに、ひとりでも多くの方が高尾山の魅力に気がついていただければ幸いです」とした上で、こう付け加えます。

 「高尾山は東京都とは思えない豊かな自然があふれ、毎日ここで仕事をしている私からしましても本当に素敵なところです。しかし、このところ山の事故が増加傾向です。登山をされる際は、安全に十分注意してお楽しみください。また、ケーブルカー車内や人の多い場所ではマスクをご着用いただくなど、引き続き感染症対策へのご協力もお願いします」

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