ネットの話題
「100日後死ぬ」死神の言葉に男性は…「ウルッとくる」漫画が話題
隣にいてくれる誰かが恋しくなる、そんな作品です
「お前は100日後に死ぬ」。そんな一言から始まる漫画が、SNS上で話題を集めています。冒頭の不穏な雰囲気と裏腹に、あるきっかけで、残された人生を肯定していく主人公。爽やかなラストにつながる筋書きに、「ウルッときた」などの声が引きも切りません。創作の背景について、作者に聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)
「100日の命の」と題された8ページの漫画は、今月7日にツイッター上で公開されました。
前後編に分けて投稿された漫画には、「お母さんに会いたくなった」「誰かが隣にいてくれたら強い」などのコメントが寄せられました。21日時点で、それぞれ1万回以上リツイートされ、「いいね」も7万を超えています。
どんなものを描こうか。そう漠然と考えるうち、今回の作品のプロットが思い浮かんだそうです。
「先が読まれるストーリーだな、とは思いました。でも『絶対この展開にする!この展開がいい!』と強く思ったことは覚えています。テンポの良さも意識しました」
一方で「100日」という期間について、ネット上で流行している漫画「100日後に死ぬワニ」(きくちゆうきさん作)との関連性を指摘する声も上がっています。
「外出してやりたいことをやり、部屋でゲームを楽しみ、物思いにふけり、運動してやせる。一連の流れを構想する中で、『100日』はちょうどいい期間と考えました」
「でも、『100日後に死ぬワニ』は大好きな作品です。知らないうちに影響を受けた部分もあったのかもしれませんね」
読者の中には、「死神が気付きを与える存在だったのでは」との感想を持つ人も少なくありません。
この意見に対しては、「純粋に仕事として寿命を告げに来ただけで、気付きを与える意思や優しさなどは、一切なかったように思います」とダレさん。その上で「受け止め方は、人それぞれでいい」とも話します。
作品がどのように読まれて欲しいかについては、こう語ってくれました。
「伝えたいことやメッセージ性などは、何一つありません。それぞれ感じるものがあったのなら、全て正解でしょう。一番優れた答えというのは、ないと思っています」
「面白いと感じて頂けたのならば、最高ですね」
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