話題
落ち葉で折り紙、スズメが完成! 特徴を捉えたアイデア、作家に聞く
折り紙の代わりに落ち葉を使ってスズメを折りました――。
話題
折り紙の代わりに落ち葉を使ってスズメを折りました――。
折り紙の代わりに落ち葉を使ってスズメを折りました――。そんなツイートが注目を集めています。連続写真や動画でも折り方を解説している草花あそび作家に話を聞きました。
今月5日、こんなツイートが投稿されました。
添付されている画像には、桜の落ち葉を折って作ったスズメたちと、それが完成するまでの様子が紹介されています。
🆕桜の茶色い落ち葉でスズメを作りました。
— inori (@kusabanaasobi) December 5, 2019
今日行った公園では桜の落ち葉はほとんど茶色になっていました🍂
茶色も可愛かったのでスズメを折りました。
五羽くらい折っているとだんだん形が決まってきて、結局十羽くらい折りました^ ^ pic.twitter.com/vNYlKGJVXd
このツイートに対して、「可愛い、すごいアイデア」「スズメの特徴を捉えてここまで再現できるなんてすごい」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万、いいねは8万を超えています。
作ったのは「New草花あそび研究所」所長の相澤悦子さん。
草花あそびを集めた著書「作ってびっくり!かわいい草花あそび」(日本写真企画)や、「あたらしい草花あそび」(山と渓谷社)を出した、草花あそび作家です。
「赤や黄色の色が無くなり茶色くなっていた桜の落ち葉が、よく見たらきれいだったの作りました。表が焦げ茶色で裏が肌色っぽい茶色なので、スズメを思いついたんです」
桜の落ち葉で雀を作ります。
— inori (@kusabanaasobi) December 6, 2019
嘴を折る前の最初の二折は頭の黒い部分の出かたを想像して折っています。
動画の途中で折り直しているのは、頭が小さかったので折り直しました。
葉脈に沿って翼を切ります。
葉の形によって出来上がりが変わるので雀っぽく調整しています。 pic.twitter.com/3yjKtbCbk3
桜の葉でスズメを作ったのは初めてという相澤さん。
イチョウではチョウ、紅葉では赤トンボといった具合に、その葉にあった草花あそびを楽しんでいるといいます。
葉を選ぶ上で大切なのは乾燥加減。乾きすぎているとパリパリで折ることができないため、公園の水道で少し湿らせて使うこともあるそうです。
また、折ってもすぐに戻ってしまう場合は、しばらく押さえると形がつきやすいといいます。
「葉の大きさや形で出来上がりが変わるので、スズメっぽくなるようにポーズを変えています」
そして、バズったので宣伝をさせていただきますm(_ _)m📗
— inori (@kusabanaasobi) December 7, 2019
こちらの本には、椿の女の子はじめ、40作品以上のオリジナルの草花あそびが載っています!
木の実や落ち葉、タンポポの綿毛を使った工作などもあります。
身近な綺麗なものに気づくきっかけになれれば嬉しいです。https://t.co/64H20FGVvL
話題になったことについて、相澤さんはこう話します。
「とても嬉しいです。急いで作り方動画を投稿しましたが、落ち葉を折るのは少しコツがいるので、せっかく挑戦してくださるのにがっかりさせてしまったらと、少々心配しています」
そして、こう付け加えます。
「落ち葉の折り紙も、その他の草花あそびも、一度目は失敗してしまうかもしれませんが、何度も挑戦しているとそのうち扱い方がわかって、それからはもう葉っぱでも花でも自由自在に遊べるようになりますよ」
1/12枚