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「ポケモン禁猟区」「負けるな千葉県」 レース場の電光掲示板が話題
宮城県村田町にあるレース場「スポーツランドSUGO」。そこに設置された電光掲示板が先日、ツイッター上で話題になりました。クスッと笑える内容から、台風被害に苦しむ千葉県へのメッセージまで、個性的なものを連発しているのです。広報担当者に話を聞きました。
先月21・22日にスポーツランドSUGOで開催された「2019 AUTOBACS SUPER GT Round7」。
場内の電光掲示板には、こんな文章が表示されました。
「電光掲示板はシャッター速度1/250程度で上手に撮れるよ」
「道中お疲れ様でした」
「風邪ひかないでね」
「負けるな千葉県」
文字だけでなく、犬のようなキャラクターや、NHKの番組終了時に表示される「終」のパロディーなど、いろんなパターンが存在したようです。
この表示を撮影した人たちがツイッターに画像を投稿すると、「電光掲示板で遊びすぎw」「SUGO名物」といったコメントが寄せられ、まとめサイトも作られました。
今回に限らず、ポケモンGOに関連して「フェンス内ポケモン禁猟区です」と表示したり、川柳を詠んでみたり、地震被災地への応援メッセージだったり。
ユニークな表示を始めたきっかけについて、企画広報課の遠藤駿さんはこう話します。
「10年以上前から企業ロゴやマークは表示していましたが、現行システムに更新した2011年以降、メッセージを出すようになりました」
システム更新をきっかけに「お客様にもっと楽しんで頂きたい!」と始めたというこの取り組み。
電光掲示板は通常、レース進行に関連する時間表示やカウントダウンなどに使われていますが、レースとレースのインターバル時間などにユニークな表示をしているそうです。
担当しているのはスタッフ2人。レースの進行状況を見ながら、その時々の雰囲気を読んで、観戦しているお客さんや参加者に少しでも和んでもらおうと心がけているそうです。
「時にはアナウンサーとの掛け合いで、ユニーク表示を切り替えて会話をすることもあります」と遠藤さん。
シャッター速度を紹介した表示はツイッターでも拡散し、リツイートは1万、いいねは2万を超えている投稿もあります。
話題になったことについては、こう話します。
「非常に嬉しく、ありがたいことだと思っています。担当している2人にもとても励みになっていると思います。今後も頑張って新ネタを考えて『電光くん』を通じてお客様を楽しませてくれると思います」
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