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1600円でも大人気のタピオカドリンク 「土器で飲むタピオカ」が話題
1杯1600円の「タピ土器」についてカフェ店長に話を聞きました。
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1杯1600円の「タピ土器」についてカフェ店長に話を聞きました。
札幌市の北海道大学総合博物館内にあるカフェで提供されているタピオカドリンクが、ツイッター上で注目を集めています。1杯1600円の「タピ土器」について店長に話を聞きました。
話題になっているのは、北海道大学総合博物館内の「ミュージアムカフェぽらす」で提供されている「タピ土器」です。
北大農場のミルクを使ったタピオカミルクティーで、北大構内から発見された「北大式土器」を模して作った器に入っています。
税込み1600円と聞くと割高に感じますが、この土器は持ち帰ることができます。
しかも、カフェに隣接する売店では土器が1400円で売られているため、かえって割安感さえあります。
先日、ツイッターでこのタピ土器が紹介されると、「これはおトク感ある」「ドキドキの胸熱展開」といったコメントが寄せられ、話題になりました。
「博物館で7月19日から開催されている企画展示に合わせて考案しました」と話すのは、カフェの店長・浅野目洋平さんです。
9月29日まで開催している「K39:考古学からみた北大キャンパスの5,000年」では、北大キャンパスの遺跡から出土した土器や石器などを展示。
企画展示向けのメニューを考える中で、出土品の中にあったガラス玉が黒くて丸かったことから、「タピオカみたい」と感じた浅野目さん。
はやりのタピオカドリンクを土器で飲むギャップにひかれ、商品化を決めました。
タピ土器で使われている土器は、このために制作されたもので、ひとつずつ手作りしています。
「発売当初は昼前に売り切れてしまうこともありましたが、最近は土器制作が追いついてきました」
これを受けて、隣のミュージアムショップでも土産物として土器の販売を始めたそうです。
タピ土器を注文すると、自宅で土器を使えるように持ち帰り用の袋やエアクッション、北大式土器の解説文がもらえます。
「自宅でお酒やコーヒーを飲んだり、鉢植えに使ったり、用途は様々です」と浅野目さん。
話題になったことについては、こう話します。
「歴史あるものと、現在の流行の組み合わせのギャップをおもしろいと思っていただけたのではないでしょうか。遺跡好きの男性やタピオカ好きの女性など、いろんな方が来ていただけてありがたいです」
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