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熱中症対策、お客さま以外もどうぞ カラオケ「パセラ」冷水など提供
暑い日が続く中、あるカラオケ店の取り組みがネット上で話題になっています。
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暑い日が続く中、あるカラオケ店の取り組みがネット上で話題になっています。
暑い日が続く中、あるカラオケ店の取り組みがネット上で話題になっています。店頭に「当店のお客様でなくても店内で“お冷や”をお飲みください」と書かれた看板を出しているのです。「現場の取り組みから全店展開することになりました」と話す広報担当者に聞きました。
東京、神奈川、大阪に計18店舗を展開している「カラオケパセラ」。
先月末、その店頭に設置された看板を写した画像がツイッター投稿されました。
ポスターには、赤い字で大きく「熱中症にご注意ください」と書かれており、こんな文章が続いています。
「当店のお客様でなくても店内で“お冷や”をお飲みください」
利用客以外にも冷水を勧めるこのポスターに対して、「社会貢献ですな」「マーケティングだとしても救われる人がいないよりはいい」といったコメントが寄せられ、注目を集めています。
「2011年に一部店舗で始まった取り組みで、現在は全18店舗で実施しています」
そう話すのはカラオケパセラなどを運営するニュートン・サンザグループの広報担当者、斎藤睦美さんです。
当時、猛暑で熱中症になる人が増えている状況を受けて、現場社員が独自サービスとして実施。
それを全店に広げたもので、現在はグループ内のレストランやホテルでも同様の取り組みを行っています。
店長の裁量で、冷水だけでなく塩飴やおしぼりなどを提供する店舗もあるそうです。
実際に利用する人は1日あたり数十人ほど。今年は梅雨が長かったため、当初は少なかったそうですが、梅雨明けで一気に暑くなり、利用者が増えているといいます。
称賛の声も寄せられていますが、一部では「宣伝だ」といったコメントも上がっています。この点について斎藤さんはこう話します。
「純粋に『熱中症予防のために気兼ねなく利用してください』という思いで始めた取り組みです。これをきっかけに『次に利用したいな』と思っていただければうれしいですし、同様の取り組みが他のお店にも広がっていけばいいなと考えています」
話題になったことについては、こう話します。
「ツイッターの影響力にビックリしています。『お客様の神様になるにはどうしたらいいか』という視点で、いろんな施策に取り組んでおり、少しずつ実を結んでいるものもあります。引き続き、少しでもみなさまのお役に立てればと考えています」
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