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ドムドムがオシャレな服に! 異業種コラボで14商品、その狙いとは?
ドムドムハンバーガーとコラボしたファッションアイテムが注目を集めています。
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ドムドムハンバーガーとコラボしたファッションアイテムが注目を集めています。
日本初のハンバーガーチェーンとして1970年に開業した「ドムドムハンバーガー」。そのロゴマークやハンバーガーをモチーフにしたファッションアイテムの予約販売が始まり、ネット上で注目を集めています。異業種コラボレーションの狙いについて聞きました。
ドムドムフードサービスによると、ドムドムが開業したのは1970年。
名前の由来は、当時の運営会社の親会社だったダイエーの企業理念「良い品をどんどん安く」の「どんどん」から取ったとされています。
いざ商標登録しようとしたところ、どんどん(DONDON)は登録済みだったため、ドムドム(DOMDOM)に。
ロゴマークに描かれているゾウは「どむぞうくん」。創業当時、一番人気のある動物がゾウだったことに由来しており、「同じようにみんなの人気者になりたい」との気持ちが込められています。
90年代には全国で400店以上を展開しますが、2004年に親会社であるダイエーの業績悪化を受けて店舗が激減。
2017年7月からは、ホテル・レジャー事業などを手がけるレンブラントホールディングスが事業を譲り受けて運営しています。
そんなドムドムと、ビギが運営するファッションブランド「FRAPBOIS(フラボア)」がコラボしたファッションアイテムが、あす7月27日に発売されます。
「どむぞうくん」を大胆にプリントしたTシャツや、ハンバーガーとポテトをイメージしたカラフルなアップリケがついたスウェットなど全14点です。
BIGI ONLINE STOREとZOZOTOWNでは6月下旬から先行予約販売が始まっており、ネット上では「えっ?」「全部可愛い」といったコメントが寄せられています。
コラボの狙いについて、ドムドムフードサービスの担当者はこう話します。
「ドムドムハンバーガーが2020年2月で50周年を迎えるのを記念して、異業種コラボレーションプロジェクトを立ち上げました。食とファッションというジャンルそれぞれが持つビジネスリソースを、相互に活用することによってシナジーを発揮し、若年層を中心とした認知向上につながると考えています」
「どむぞうくん」というキャッチーなキャラクターを使いつつも、日常の洋服に合わせられたり、少しモードな雰囲気を取り込めたりできるよう、デザインを工夫。
先行予約では、どむぞうくんをモチーフに使ったTシャツやトートバッグ、ドット柄にどむぞうくんを入れ込んだテキスタイルを使ったギャザースカートなどが人気だそうです。
「大胆にキャラクターを使った今回のコラボ商品は、キャッチーでアイコニックでありつつも、リアルな日常のワードローブに溶け込む洋服や雑貨に仕上がっていることが人気につながったのだと思います」とFRAPBOISの広報担当者。
話題になっていることについては、こう話します。
「ドムドムハンバーガーとどむぞうくんは、消費者の脳裏に潜在的にイメージが残っていて、どこか『懐かしい』イメージを通り抜け、絶妙な『ヌケ感』が、ファッション的に『今っぽいオシャレ』に見えるのかもしれません。ファッション業界は、今はリバイバルブームにあり、若い世代には、それが逆に新鮮に映ってもらえたらと思います」
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コラボアイテムは、全国に17店舗あるFRAPBOIS直営店やBIGI ONLINE STOREなどのECサイトで販売されます。詳しくはドムドムハンバーガーの公式サイトで。
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