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爆売れ「バスチー」って何なの? ローソン史上最速で100万個を突破

「プレミアムロールケーキ」を超えて最速記録を更新したスイーツとは?

ローソンの人気スイーツ「バスチー」
ローソンの人気スイーツ「バスチー」 出典: ローソン提供

目次

 ローソンで先月26日に発売されたスイーツ「BASCHEE(バスチー)」。販売数は3日間で100万個突破し、あの「プレミアムロールケーキ」を超えて最速記録を更新したそうです。いったいどんな商品で、なぜ人気なのか? 担当者に話を聞きました。

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ローソンの人気スイーツ「バスチー」
ローソンの人気スイーツ「バスチー」 出典: ローソン提供

名前の由来は


 バスチーは、ヨーロッパのバスク地方で広く食べられているチーズケーキを参考にしたスイーツ。バスク風チーズケーキを略してバスチーと名付けました。

 表面にカラメルがかかっていて、レアでもベイクドでもない食感が特徴です。北海道産生クリームと牛乳・クリームチーズの割合を何度も試してたどり着いたといいます。

 1個税込み215円で発売したところ、3日間で約106万個が売れ、「プレミアムロールケーキ」の5日間で100万個という記録を突破。その後も順調で、7日間で250万個を超えたそうです。

ローソンの人気スイーツ「バスチー」
ローソンの人気スイーツ「バスチー」 出典: ローソン提供

ローソンの担当者に聞きました


 日本でも一部の専門店などで流行の兆しがあったバスクチーズケーキ。

 ローソンの担当者がフランスとスペインに向かい、30を超える洋菓子店を視察。実際に現地でバスクチーズケーキを確認して、「これは売れる!」と確信したそうです。

 「小さいサイズは火が通りやすいため、この食感を保つことが難しかったのですが、微妙な火加減を保ちつつ大切に焼き上げることで完成しました」

 そう話すのは、デイリー部のシニアマーチャンダイザー・東條仁美さんです。

表面にはカラメルがかかっています
表面にはカラメルがかかっています 出典: ローソン提供

テスト販売で完売続出


 発売前にデザートの売り上げが平均的なエリアでテスト販売したところ、完売が続出。

 「いくつかの価格帯でテストを行いましたが、すべて完売状態でした。このような商品は他ではありません」と東條さん。

 実際に売ってもらう加盟店のオーナーに対しても「食べて商品を知っていただくことが一番」と、発売前に試食してもらい、テスト販売が好調だったことを伝えました。

 「商品の新しさや美味しさを事前に理解いただいたことが、各店舗の積極的な取り組みにつながり、今回の大ヒットになったと感じています」

製造者によって原材料が違う?

関東の場合、製造者は山崎製パン(上)とコスモフーズ(下)の2社があります。原材料が異なっているように見えますが実際は同じで、メーカーによって表記基準が異なっているためだそうです
関東の場合、製造者は山崎製パン(上)とコスモフーズ(下)の2社があります。原材料が異なっているように見えますが実際は同じで、メーカーによって表記基準が異なっているためだそうです


 いざ発売されると、ネットメディアやSNSなどで拡散。「売り切れてた」「話題のバスクチーズケーキが近くのコンビニで気軽に買える」といった反応を受けて、売り上げを伸ばしています。

 都内で流通しているバスチーの製造者欄を見ると、「山崎製パン」と「コスモフーズ」の2社があり、原材料名も異なっています。もしかして、材料や製法が製造者によって異なっているのでしょうか?

 「テスト販売時の状況から相当数の販売を想定したので、製造数量を上げるために2社体制で製造しています。エリアによって異なりますが、例えば関東では山崎製パンさんとコスモフーズさんに製造していただいています。こういったことを行うのは、デザートではこれまでにはありませんでした」

 「使用している原材料と製法は同じです。表記の違いはメーカーさんの表記基準の違いによるものです」

 オススメの食べ方として「冷凍庫で凍らせてから、少し時間のたった『溶けかけ』が、シャリシャリ感を体験できます」と話す東條さん。

 手がけた商品が好調なことについては「発売までに苦労した商品ですので、大変嬉しいです」と話していました。

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