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修正液にこんな仕掛けが… 社員も驚いた溝の使い道、ぺんてるに聞く

ぺんてる「修正液」のキャップ先端に、謎のギザギザがついているのを知っていますか?

ぺんてる「修正液」のキャップ先端に謎のギザギザがついています
ぺんてる「修正液」のキャップ先端に謎のギザギザがついています 出典: ぺんてる提供

目次

 ぺんてる「修正液」のキャップ先端にギザギザがついているのを知っていますか? その意外な使い道がツイッターで紹介され、注目を集めています。担当者に話を聞きました。

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ぺんてるの「修正液」
ぺんてるの「修正液」 出典: ぺんてる提供

ツイッターで紹介


 1983年に発売されたぺんてるの修正液。文章の間違った箇所などを修正するためのもので、ペン先を紙に押し込むと修正液が出てきます。

 そんな修正液に関して、ぺんてるの公式ツイッターアカウント「ルル」が先月30日、こんなつぶやきを投稿しました。

 「修正液のペン先に、乾いたインキのカスが… そんなときは、こちらのキャップ先端をご覧ください。謎のギザギザがありますね。実はこれ、ここでペン先をクルクルして、カスを除去するためのデザインなのです」

 この投稿に対して、「長年愛用してたのに知らなかった」「不要な紙で落として使ってました」「今度ドヤ顔でみんなに教えます」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万6千、いいねは1万8千を超えています。

担当者に聞きました


 このギザギザはどんな経緯でつけられたのか? ぺんてるのツイッター担当者に話を聞きました。

 ――この投稿をしようと思ったきっかけは

 弊社の「ペン修正液」1本を25年くらい使っていらっしゃるという方のツイートが話題になっていて、修正液が注目されている雰囲気がありました。

 そこで、修正液について改めて調べたところ、この情報を見つけ、私自身「知らなかった……!」とたいへん驚きました。

 社員さえ知らないのだから、一般の方は、もっとご存じないはず。この機会に、修正液ユーザーの皆さまに少しでもお伝えできれば、という思いで投稿しました。

キャップ先端にギザギザがついています
キャップ先端にギザギザがついています 出典: ぺんてる提供


 ――発売当初からこのギザギザはついていたのでしょうか

 1983年の発売当初はありませんでしたが、品質を向上していく中でつけられました。

 細かな所を修正できるよう、ペン先は細くなければなりません。しかし、使用するたびにカスがペン先に付着して太くなってしまいます。視認性が悪くなる、見た目が悪くなるということで、このアイデアが生まれました。

 ちなみに、現在ラインナップされている極細や細先端、ペン型の修正液にはついていません。

ぺんてるの修正液。中に2個ボールが入っているため、振るとシャカシャカ音がします
ぺんてるの修正液。中に2個ボールが入っているため、振るとシャカシャカ音がします 出典: ぺんてる提供

「ツイッター担当の本望です」


 ――ネット上で話題になっていることについては

 誰も気付かないような製品の細かな工夫に、思いがけず光が当たり、これだけご注目いただけたことに、メーカー社員としてなによりの喜びを実感しています。

 さっそく試してみたというご報告や、教えてくれてありがとう、という温かなお言葉をツイッター上でいただくこともあり、こちらこそ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 ――うれしい反応ですね

 こうした情報発信で、ささやかながらお役に立てていれば、ツイッター担当の本望です。

 また、今回の件は社内でも話題となっており、社員にとっても、このようなロングセラー製品に込められたモノづくりの精神を、改めて意識するきっかけとなったように思います。

 「懐かしい」と言われがちな修正液ですが、まだまだ現役です! これからも、末永くご愛用いただけましたら幸いです。

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