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発売5年目にして社長にバレました…豆乳パックたたむと謎のダジャレ
牛乳や豆乳の紙容器をたたもうとすると、こっそりメッセージが書かれているのに気づいたことはありませんか?
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牛乳や豆乳の紙容器をたたもうとすると、こっそりメッセージが書かれているのに気づいたことはありませんか?
牛乳や豆乳の紙容器をたたもうとすると、こっそりメッセージが書かれているのに気づいたことはありませんか? 「たたんでくれてありがとう」といった文言が多いなか、まさかのダジャレが記された商品がネット上で注目を集めています。どういった経緯で実現したのか、販売元に話を聞きました。
日本豆乳協会のマスコットキャラクター「ちょうせい豆乳くん」。先月20日、そのツイッターアカウントがこんなつぶやきを投稿しました。
「マルサンの豆乳飲料『ごまはち』にだけ、普段は見えないところに『たたんでくれてありがとうにゅう』って書いたのが、発売から5年目にしてついに社長にバレたことをご報告致します」
このツイートに対して、「めっちゃ飲むのに気づかなかった」「え、許可なかったんですか?」といったコメントが寄せられ、リツイートは5万、いいねは13万を超えています。
「ごまはち」は、マルサンアイ(愛知県岡崎市)が販売しているゴマとハチミツを楽しめる豆乳飲料。東京・秋葉原の「豆乳カフェissa」(現在は「ハンバーグダイニングissa」)の監修を経て企画された商品です。
マルサンの豆乳飲料「ごまはち」にだけ、普段は見えないところに
— 二代目ちょうせい豆乳くん (@mamenitounyu) 2018年9月20日
「たたんでくれてありがとうにゅう」って書いたのが、発売から5年目にしてついに社長にバレたことをご報告致します。 pic.twitter.com/NPgc9IsEh3
どういった経緯でこのメッセージを印刷することになったのか? 販売元であるマルサンアイのブランドマネジメント課・深津博美さんに話を聞きました。
――「たたんでくれてありがとうにゅう」と書かれている商品は、ごまはちだけでしょうか
シリーズ品の「豆乳飲料トマはち」がありましたが終売になっていますので、今は「豆乳飲料ごまはち」だけです。
――なぜ、このようなメッセージに
元祖「ごまはち」が飲めるissaのオーナーさんが発案したもので、発売時からずっと「たたんでくれてありがとうにゅう」が印刷されています。
飲んでたたんでいただいた方に、ちょっとしたユーモアを感じてもらえたらという遊び心にマルサンアイの企画担当者も共感し、印刷することになりました。
――「発売から5年目にしてついに社長にバレた」とありますが
お客様から「ありがとうにゅうを見て気持ちがほっこりした」というお便りをいただき、発覚しました。そのお便りを社長が会社の朝礼で発表し、社内にも広く知られることになりました。
――社長以外は知っていたのでしょうか
商品開発時に必要な手順である、表示とデザインを確認する社内関係者はもちろん知っていました。ただ、当時の企画担当者が社内外にあえて発信していなかったため、あまり知られていませんでした。
――たたんだ時にメッセージが書かれている商品はときどき見かけますが
マルサンの紙容器(テトラ・ブリック・アセプティック)でできている商品にはほぼ、「たたんでくれてありがとう」と書かれており、他社の紙容器商品も同じ文言が多いです。「たたんでくれてありがとうにゅう」は、ごまはちだけだと思います。
――話題になったことについては
まず、お客様からお便りをいただいたことについて、記載する狙いや思いがお客様に伝わっていると感じて、とてもうれしかったです。また、「ちょうせい豆乳君」の遊び心あるツイッターの言葉と発信力に、びっくりしました。
狙い通り「ありがとうにゅう」にほっこり楽しんでもらえて拡散されたことは、商品を知ってもらえる機会にもなって良かったと思います。
issaでバイトをしているという「ちょうせい豆乳くん」。ツイートが話題になったことについて尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「ゆるキャラとして、どんなツイートだったらバズるかを考えながら投稿してきたのですが、これまでなかなかハマりませんでした。今回はバズったけど、何がよかったのかわかりません。でも、これで興味を持っていただいた方がごまはちを1本でも多く飲んでくれて、バイト先のissaに元祖ごまはちを飲みに来てくれたら、うれしいです」
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