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ピノキオの「優しい嘘」 好きな女の子を助けるため… 4コマで表現
嘘をつくと鼻が伸びてしまうピノキオ。大好きな女の子を助けるためについた「優しい嘘」とは――。
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嘘をつくと鼻が伸びてしまうピノキオ。大好きな女の子を助けるためについた「優しい嘘」とは――。
嘘をつくと鼻が伸びてしまうピノキオ。大好きな女の子を助けるためについた「優しい嘘」とは――。そんなストーリーを4コマで表現した作品が、ネット上で注目を集めています。「一般的に悪いとされているものを使って良いことをする」という発想から描いたという、多摩美術大の学生に話を聞きました。
8月31日にツイッター投稿された4コマのイラスト。
1コマ目は、深い穴の底にいる女の子が、地上にいるピノキオに向かって「助けて」と呼びかける場面から始まります。
「今助けるよ」と応じたピノキオは、続けて「僕は君が大キライだ!」と叫びます。すると鼻が穴の底の方に向かってどんどん伸びていき、女の子が鼻をつかんで上り始めます。
嘘をつくと鼻が伸びてしまうという特徴を逆手にとって、本当は女の子のことが大好きなのに、あえて「大キライ」と嘘をつくことで鼻を伸ばし、助けるというストーリーです。
この投稿に対して、「真実の告白で再び鼻を縮めて助け出すのも見たいな」「しれっと想いを伝えてる」といったコメントが寄せられ、リツイートは9千、いいねは6万を超えています。
やさしい嘘 pic.twitter.com/TdpxNAxj18
— よしだ (@five1996) 2018年8月31日
投稿したのは、多摩美術大学4年の吉田隆大さん(22)。「毎日障子破りができるカレンダー」や「足の小指につけるヘルメット」など、数多くの話題作をツイッター上で発表しています。
どういった経緯で今回の4コマを描いたのか? 詳しく話を聞きました。
――なぜピノキオを描こうと思ったのでしょうか
「一般的に悪いとされているものを使って、良いことをする」という構造の話があれば面白いのではないかと考えました。そして悪いものとして「嘘」を選び、嘘といえばピノキオだろうと発想していきました。
――優しい嘘のアイデアはどのようにして思いついたのでしょうか
ピノキオは嘘をつくと鼻が伸びます。この伸びた鼻を使ってなにか良いことができないかと考えていたところ、「穴に落ちた人を救出する」という設定を思いつきました。
――「僕は君が大キライだ!」以外にもセリフを検討しましたか
最初から「このセリフにしよう」と思っていたので、他の案は検討していません。
――描く上で心がけた点や工夫した点を教えてください
見た人にアイデアが伝わりやすいように、できるだけシンプルな絵、シンプルなセリフを心がけました。
――この後、ピノキオの鼻をどうなったのでしょうか
人助けのために嘘をついたので、また元に戻ってほしいですね(笑)
――話題になったことについては
たくさんの方に見ていただけて、とても嬉しいです!
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