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制服シャツの裾、もう出させません! 「デザインの勝利」な工夫とは
なんとか制服の着崩しを防げないか――。そんな思いから生まれたアイデア商品が、ネット上で注目を集めています。
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なんとか制服の着崩しを防げないか――。そんな思いから生まれたアイデア商品が、ネット上で注目を集めています。
なんとか制服の着崩しを防げないか――。そんな思いから生まれたアイデア商品が先日、ネット上で注目を集めました。シャツを外に出して着ることができなくなる工夫とは? 販売しているメーカー3社に話を聞きました。
先月中旬にツイッター投稿された画像。写っているのはシャツの背中の部分で、裾のあたりに名前を書く欄が写っています。
シャツを外に出して着ようとすると、名前欄や自分の名前が見えてしまうため、ズボンやスカートの中に入れて着るようになる工夫です。
この投稿に対して、「確かにこれは賢い」「うちの高校もこんなんだった」「いい悪いはともかくとしてよくできてる」といったコメントが寄せられ、リツイートは6万、いいねは10万を超えています。
こうしたデザインのシャツは実際に販売されているのか?
「トンボ学生服」のトンボ、「カンコー学生服」の菅公学生服、「富士ヨット学生服」の明石スクールユニフォームカンパニーの3社に聞いたところ、いずれも販売していました。
富士ヨットでは2005年ごろから販売しており、「シャツの裾出し着用を危惧された学校の先生と一緒に考えたアイデアです」と担当者。
保護者や学校側からは着崩しが減ったと好評だといいます。
「好意的にツイートされていて、嬉しく思いました。真心を込めてお作りした制服なので、着崩すことなく、綺麗に格好良く着てもらいたいです」と話しています。
トンボは2009年からラインナップ。学校名をあらかじめプリントしてあり、個人名を記入する欄が設けられているそうです。
カンコーでは裾にネーム欄を設けるだけでなく、学校名を刺しゅうした商品もあるそうです。菅公学生服の担当者は、最後にこう付け加えます。
「子どもたちに対して、制服は心身の成長にプラスになる価値を生み出すものであるべきだと考えています。制服の仕様で強制的に正しい着こなしを促すだけでなく、着こなしセミナーなどを通じて、生徒さん自身の意思でTPOに応じた着こなしができるよう、今後も引き続きサポートさせていただこうと思っています」
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