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インスタのフォロワー数で強さが決まる? 転生マンガのオチに笑った
異世界に転生した青年。そこはインスタグラムのフォロワー数に応じて強さが決まる世界で……。
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異世界に転生した青年。そこはインスタグラムのフォロワー数に応じて強さが決まる世界で……。
異世界に転生した青年。そこはインスタグラムのフォロワー数に応じて強さが決まる世界で……。そんなストーリーの漫画が、ネット上で話題になっています。作者の思いを表現したというこの作品について、話を聞きました。
今月2日、「インスタグラムのフォロワー数で強さが決まる異世界転生漫画を描きました」という文言とともに、ツイッター投稿された漫画。
さえない主人公ミツルが異世界に転生する場面から始まります。
モンスターと戦っているのは、フォロワー72000のナオトと、59000のまっつんです。
戦闘後、フォロワー21のミツルは「すみません なんかオレが足ひっぱっちゃってて」と謝ります。
2人は「いーよー気にしないで!」「困った時は助け合わないとね」と優しく接してくれ、「人気インスタグラマーは中身も美しいんだなぁ」と思うミツル。
そんな時に新たなモンスターが襲来。ナオトもまっつんもまったく歯が立たない強さでした。
絶体絶命に陥ったミツルですが、突然、力を解放して強敵を退けます。
驚く2人に対して、ミツルは手に宿した鳥の形をしたオーラを見せながら、こう言います。
「早く言ってくださいよ フォロワー数ならなんでもいいって……! これでも僕 ツイッターではそこそこなんで……!」
ツイッターのフォロワー数が加算されたミツルの戦闘力は85万を超えていたのです。
この投稿に対して、「もうこのセンス本当に好きです」「小鳥の形になるオーラに笑った」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万5千、いいねは4万を超えています。
インスタグラムのフォロワー数で強さが決まる異世界転生漫画を描きました pic.twitter.com/KUdda3GeKu
— 横山了一@戦国コミケ二巻発売中 (@yokoyama_bancho) 2018年5月2日
描いたのは、育児漫画「息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました」(リイド社)や、北海道&関西エッセイ漫画「北のダンナと西のヨメ」(飛鳥新社)などで知られる横山了一さん。
定期的に漫画をツイッター投稿しており、オタクが戦国時代にタイムスリップする漫画「戦国コミケ」(メディアファクトリー)はツイッターで人気に火がついて書籍化。現在2巻まで発売されています。
「自分のツイッターのフォロワー数は12万近くで、ギニュー(ドラゴンボールに登場するキャラクター)と同じくらいなんですが、インスタはなかなか増えません。なぜ違うんだろうという思いから描きました」と横山さん。
インスタのフォロワー数だけが戦闘力になると思わせておいて、実はツイッターも加算されるというオチは、横山さんの実情を反映させたもので、「これを言うためだけに描きました」とのこと。
描くにあたって有名インスタグラマーについて調べ、キャラクターづくりの参考にしたそうです。
ツイッター上では、「裏アカ持ってる人は隠し技が」「フォロワー数を業者から買ってる人間は……」といった具合に、次の展開を予想する声も上がっていますが、横山さんはこう言います。
「4日に続編を投稿したんですが、これでおしまいです。出オチ感が強いし、過去に描いた『社畜が異世界に転生する漫画』に近いものがあったので」
話題になったことについては、こう話します。
「何か意義があるわけでもなく、気軽に描きました。インスタグラムやツイッターをやっている人には楽しんでいただけたと思います。ぜひ『戦国コミケ』の2巻もよろしくお願いします」
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