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尊すぎて直視できない… 態度が裏腹なJK「三白眼ちゃん」に身悶える
女子高校生を描いた漫画「三白眼ちゃんのお話」が、ツイッター上で注目を集めています。
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女子高校生を描いた漫画「三白眼ちゃんのお話」が、ツイッター上で注目を集めています。
本当は好きなのに、そっけない態度で接したり、話しかけられた嬉しさから、変な声を出してしまったり――。そんな女子高校生を描いた漫画「三白眼ちゃんのお話」が、ツイッター上で注目を集めています。「結末はもう決まっています」と話す作者に話を聞きました。
4月8日から断続的に投稿が続いている漫画「三白眼ちゃんのお話」。
主人公は、不良のようにも見える女子高校生「三白眼ちゃん」です。
好きな男子から声をかけられても、「おはよ」とひと言しか返せませんが、頭の中では「言えた!! 言えた!! 上手く言えたよ!! うち出来る子やぞ!!」。
男子が「めっちゃ嬉しいんやけど」と返してくれると、「……そ、そか」。でも本心は「はいー!! むーりー!! 嬉死すー!! もうなんなん!?」。
そんな2人が修学旅行で一緒に行動することになって、それを見守る友人たちも登場して……と話は進んでいきます。
この展開に対して、「ただただ尊い」「こんな恋愛したかった」「もう悶(もだ)えることしか出来ない」といったコメントが寄せられ、リツイートが1万9千、いいねが6万9千を超えている回もあります。
作者は岐阜県在住の漫画家・空翔俊介(そらと・しゅんすけ)さんです。
Webコミック配信サイトのコミックNewtypeで「エンコイ」を連載中で、KADOKAWAから単行本の1巻が販売中です。
どういった経緯で、どんな思いで三白眼ちゃんを描いているのか? 空翔さんに話を聞きました。
――三白眼ちゃんを描こうと思ったきっかけは
絵を描くとき、目はかなり重要なアピールポイントだと思っています。
女の子の絵は、特に恋をしている女の子は、キラキラしてクリッとした目で描くことが多く、そうした絵を見ることも多いです。
そんな中で「黒目が小さく、キラキラしてない女の子をメインで描いたらどうなるんだろ?」と思い、描いてみました。
――設定はどのように決めたのでしょうか
まずはキャラクターからでした。ぱっと見て不良かな?ってくらいのインパクトで、普通ヒロインにはいそうにない感じの子を、という感じで。
その次に設定でした。そんな子が、心の中で誰よりも……これは絶対可愛い!と思ったんです。
――描く上でこころがけた点は
最初の方は、心の声が漏れてしまわないように注意して描きました。
話が進むにつれて、たまっていた思いがだんだんあふれてくるような、好きが止まらなくなるような、そんな感じで描きました。
――描く上で苦労している点は
特にないかもしれないです。苦労より、描く楽しさが勝っていて、苦に思うことがほとんどないです。
――三白眼ちゃんの心の声はどのようにして考えているのでしょうか
キャラクターができた時から頭の中にこの子たちがいて、考えているというよりも、この子たち自身の声を書き出している感じです。
例えば、「おはよう」って言われたら、内心嬉しいのに素直に返せず、なんて返せばいいのかわからず、結局普通におはようって返す三白眼ちゃんがフワッと浮かんできて、それをそのまま描く感じです。
――「ここに注目して読んで欲しい」という点は
三白眼ちゃんみたいに、素直になれない女の子は実際にもいると思います。
読んだ男の子には「そっけない彼女さんでも、実はすごく大好きで、素直に言えないだけかもしれないよ」って思ってほしいです。
女の子には「もしかしたら少し勇気を出して、気持ちを伝えることができたら、もっと幸せが待ってるかもしれないよ」っていうのを感じてほしいです。
そして、読んでくれた人が「相手に優しくしよう」「好きって言ってみよう」という気持ちになって、少しでも幸せな人が増えたらいいなって思います。
――今後の展開については
結末はもう決まっているので、そこに向けて、丁寧な思いの積み重ねをしていきます!
――多くの反響が寄せられています
本当に、読んでくれている皆様方への感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます! リプライやコメントなどもできる限り返して、きちんとありがとうを伝えていきたいです。
◇ ◇ ◇
最新の空翔さん投稿では、男の子の視点から三白眼ちゃんとのやりとりを描いたシリーズも始まっています。
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