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悪質マナーの注意喚起と思いきや… 犯人は猫でした 秀逸なツイート
マナーの悪い利用者への注意喚起かと思いきや、実はよく現れる野良猫のことを説明した文章でした。
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マナーの悪い利用者への注意喚起かと思いきや、実はよく現れる野良猫のことを説明した文章でした。
【ネットの話題、ファクトチェック】
「近頃、文化センター関係者用の駐車スペースに無断で停まられる方がいらっしゃいます」という書き出しで始まるツイート。マナーの悪い利用者への注意喚起かと思いきや、実はよく現れる野良猫のことを説明した文章です。「ふざけすぎないギリギリの表現を心がけました」と話す姫路市文化センターの担当者に話を聞きました。
今月3日、姫路市文化センターのツイッターアカウントが、こうつぶやきました。
文面だけ読むと、利用者への注意喚起のように読めますが、添付されている2枚の画像はいずれも猫。コーンが立てられた関係者用の駐車スペースに、ドンと座り込んでいる姿が写されており、細めた目がまるで撮影者に対してにらみを利かせているように見えます。
この投稿に対して、「交渉は難航しそうですね」「マタタビと猫じゃらしを準備して交渉しないと」「懐柔して副館長に任命するというのはどうでしょうか」といったコメントが寄せられ、リツイートは5万8千、いいねは8万3千を超えています。
近頃、文化センター関係者用の駐車スペースに無断で停まられる方がいらっしゃいます。
— 姫路市文化センター (@himejibunka) 2017年11月3日
車の往来も多く危険なため、移動していただくようご案内しておりますが、なかなかこちらの言葉に耳を傾けていただけません。
できるだけ話合いで解決を図りたいと思っておりますので、粘り強く交渉して参ります。 pic.twitter.com/A7XUSYUPEk
文化センターを管理・運営している姫路市文化国際交流財団の担当者によると、この猫が姿を見せ始めたのは1年ほど前。
最初は近くにある公園をウロウロしていたそうですが、日が差してくると駐車場に座り込むようになったそうです。特定の駐車スペースに居座るわけではなく、職員たちからは「クロちゃん」「ペンギン」などと呼ばれています。
「私が猫の写真を撮るのが好きで撮影したのですが、公式アカウントで投稿するにあたって、このままではどうかなと思ったんです。そこで、利用者の方から『駐車場が少ない』と言われたことにひっかけて投稿しようと。ふざけすぎないギリギリの表現を心がけました」
最近では人に慣れてきたのか、職員の車の下にいることもしばしば。エンジンをかけても逃げ出さないため、追い払ってから車を出しているそうです。
「野良猫の彼に、私たちがエサをあげるわけにはいきません。これからも今まで通り見守っていきたいと思います。また、これからの季節は車のボンネットに入り込む危険性もありますので注意していこうと思います」
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