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99.9歳で逝ったおじいちゃんへ 笑顔で送り出した孫の漫画に涙する
「あと一週間で100歳というところで、おじいちゃんは旅立っていきました」。祖父との別れを描いた漫画がツイッターに投稿され、話題になっています。
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「あと一週間で100歳というところで、おじいちゃんは旅立っていきました」。祖父との別れを描いた漫画がツイッターに投稿され、話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
あと一週間で100歳というところで、おじいちゃんは旅立っていきました――。祖父との別れを描いた漫画がツイッターに投稿され、話題になっています。描いたのは、保育園で働きながら漫画家として活動している1日1鶏(@KOKEKKOKO_)さんです。「涙が出ました」という反響とともに、多くの人たちが自分の祖父母の思い出話に花を咲かせています。作者はどのような気持ちで描いたのか? 話を聞きました。
今月18日、「思い出鶏『おじいちゃんのおしかった旅立ち』」という文言とともにツイッター投稿された画像。そこには、大好きだった祖父と死別するまでの様子が、擬人化したニワトリを登場人物にして描かれています。
カメラや野球が好きで、おばあちゃんの作るナスの油炒めが好物。100歳のお祝い会を自分で企画していたこと、会場や料理を手配して記念グッズまで作っていたこと、それなのに100歳の誕生日の1週間前に亡くなってしまったこと、などが描かれています。
お祝い会が出来なかったことを、親族そろって「じいちゃん、おっしい~!」と笑って送り出した数日後、おじいちゃんが自ら準備していた記念グッズの湯飲みが届き、笑いと切なさがこみ上げてきた様子も描かれています。
この投稿に対して、「感動しました」「少し前に私の祖父母が旅立ちましたので感情移入してしまいました」といったコメントが寄せられています。そして、「私の祖父は酒飲みで……」「義理の祖母は93歳の誕生日1週間前に……」といった自分の祖父母の思い出話を吐露するコメントも相次ぎ、リツイートは1万4千、いいねは3万を超えています。
漫画を投稿した1日1鶏さんは、保育園で保育補助をしながら漫画家としても活動。ハッシュタグ「#1日1鶏」をつけて、ニワトリ漫画をツイッター投稿しています。
実は今回のおじいさんの漫画は、同じ日に投稿された漫画「おばあちゃんの最高の旅立ち」と対になっています。
この2つの漫画にはどんな思いが込められているのか? 作者の1日1鶏さんに話を聞きました。
――今回の漫画を描こうと思ったきっかけは
「前々から描きたいな、と思っていたお話でした。9月は敬老の日も、お彼岸もあるので、良いタイミングだと思って描きました」
――エピソードは実話なのでしょうか
「すべて実話です」
――おじいさんは、どのような方でしたか
「細身で身長が高く、カラオケが好きで、私に野球や田舎の山や土地の話をたくさん話してくれました。最後までほとんど介護の必要も無く、大往生でした」
――思い出やエピソードを教えてください
「おじいちゃんと方言で話をするのが好きでした。それが今でも染みついています。今回のマンガでは、おじいちゃんたちを思い出しながら、逢いたい気持ちを込めて描きました。見てくださった方に、そのあったかい気持ちが伝わったら嬉しいです」
――「おばあちゃんの最高の旅立ち」と対になっていますね
「最初は『おばあちゃんの~』だけの予定だったのですが、アップした後に『おじいちゃんの話も面白いのに、今日描かなくてどうするんだ』と思って2人のお話を描きました」
――どんなおばあさんでしたか
「小柄ながら、子どもを6人も育てたおばあちゃんでした。おばあちゃんの漬けた甘い梅干しときゅうりの浅漬けが大好きでした」
――ツイッターで話題になったことについては
「とても驚きました。でも、たくさんの方におじいちゃん・おばあちゃんのお話を見ていただけて嬉しいです。ありがとうございます」
――1日1鶏さんの今後の活動予定は
「今後もホッコリ、ニッコリ、としてもらえるような漫画をお届けしていきたいです!」
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