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スタバ「平和の黒板メッセージ」生んだ、素敵すぎる「自主活動制度」
8月15日の終戦の日、長崎市内にあるスターバックス店舗に設置された黒板メッセージが話題になりました。
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8月15日の終戦の日、長崎市内にあるスターバックス店舗に設置された黒板メッセージが話題になりました。
【ネットの話題、ファクトチェック】
「戦争と平和というとあまり身近に感じないかもしれませんが 今飲んでいるコーヒーやフラペチーノが飲めなくなるかもしれないと思うと 平和について考えるひとつのきっかけになるのではないのでしょうか」
8月15日の終戦の日、長崎市内にあるスターバックス店舗に設置された黒板メッセージが話題になりました。千羽鶴への協力を求めるために書かれ、月末まで掲出されているこのメッセージについて、話を聞きました。
今月15日、「終戦記念日の長崎のスタバのブラックボードがすごくいいこと書いてた」という文言とともにツイッターに投稿された画像。
そこには黒板に白字で、以下のようなメッセージが書かれています。
この投稿に対して、「深いね」「忘れちゃだめなこと」といったコメントが寄せられ、リツイートは5万4千、いいねは8万を超えています。
7月7日から今月末まで設置されているというこの黒板。メッセージにはどんな思いが込められているのか? スターバックスコーヒージャパンの広報担当者に話を聞きました。
――メッセージが掲出されている店舗は
「長崎市内の『みらい長崎ココウォーク店』です」
――書いたきっかけは
「長崎地区の店舗では6~7年ぐらい前から、お客様にご協力いただき、平和への願いを込めて千羽鶴を作り、平和公園に奉納しています。その活動への呼びかけとして書いたもので、すぐ隣には折り鶴への参加のご案内があります」
――折り鶴を奉納しているんですか
「折り鶴の活動は地域で長年継続しているもので、みらい長崎ココウォーク店だけではなく、長崎市内の4店舗と長崎大村店、長崎空港店の6店舗で実施しています。それぞれのお店でコミュニティボードを通じてお客様に、この活動への参加の案内をしています」
――活動を始めた理由は
「スターバックスは、コミュニティの一員として、地域ごとに自発的に行うコミュニティ活動を推奨しています。一人ひとりのお客様や地域との持続的な関係をつくり、店舗のある地域に前向きな変化をもたらすことを目指し、店舗主体で取り組む活動を『コミュニティ コネクション』と名づけています。この折り鶴の活動も長崎地区のパートナー(スタッフ)が企画したものです」
――この文章に込めた思いは
「今回話題になったメッセージは、長崎ココウォーク店で2年前に書いたものを再び掲出したものです。当時を知るパートナーの話では、地域への感謝と平和への願いを込めて書いたものだと聞いています」
――店舗によってメッセージが違うのでしょうか
「そうです。店舗主導の活動となりますので、毎年掲出するメッセージも店舗ごとに異なります」
――話題になったことについては
「この活動により、地域への感謝や平和への願いが多くの方に伝わり、うれしく思います」
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