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フェイクニュースの実態調査 「内容が正しいか気にしない」が6%に
世界中で問題化しているフェイクニュース。日本の若者は、どのように受け止めているのか? LINEがユーザーにアンケートをした結果、「内容が正しいか気にしない」と答えた人が6%いたことがわかりました。また、【拡散希望】などの表記はシェアに結びついていない可能性が高いことも見えてきました。
アンケートは、LINEと博報堂ブランドデザイン若者研究所の共同調査で、7月上旬に実施しました。
情報を取得しているメディアや真偽不明の情報に接した時の行動、SNSで「いいね」やシェアをする場合などについてLINE上で尋ね、10~60代の男女3705人が回答しました。
「SNS上でシェアしたいと思った情報が真偽不明だった時にどうするか」の質問では、8つの選択肢から聞きました。
全体の28%が「そもそも、家族・友だち・知り合いにニュースや情報をSNSでシェアすることがない」を選択しました。「内容が正しいかどうか気にすることはない」は全体で6%でした。
ツイッターなどでよく見られる【拡散希望】【緊急】【重要】などの表記については、「書き込みがあればシェアする」と答えたのは全体の3%にとどまりました。
10代について見た場合、「内容が正しいかわからない情報はシェアしない」は全体(32%)より低めで、10代男性が26%、10代女性が25%でした。
一方、「信頼している人やメディア等からのニュースや情報であればシェアする」では、10代は全体(13%)より高めで、10代男性が19%、10代女性が21%でした。
「信頼している情報源」として最も多くの人があげたのがポータルサイトの「Yahoo! JAPAN(Yahoo!ニュース含む)」の30%でした。
10代で目立ったのは「LINE」で、全体が23%だったのに対して、10代男性は31%、10代女性は28%でした。
「ニセ情報の書き込みやシェア経験がある」かについて聞いたところ、全体の21%が「ある」と回答しました。
10代男性は全性別年代で一番多い33%が「経験がある」と答え、10代女性も女性の中では最も多い22%が「経験がある」と答えました。
真偽不明の情報に接した場合は「スルーする」ことがフェイクニュースを広めない一つの方法ですが、信頼できる情報源であっても同じことは言えそうです。
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