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『ねるねるねるね教室』って何? クラシエ公式、マジメな知育の場に
「ねるねるねるね教室」がツイッターで話題になっています。
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「ねるねるねるね教室」がツイッターで話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
発売開始から30年以上がたつロングセラー菓子「ねるねるねるね」。練れば練るほど色が変わる斬新さと、魔女が登場する「テーレッテレー♪」というCMで一世を風靡(ふうび)しました。そんな菓子の名前を冠したイベント「ねるねるねるね教室」がツイッターで話題になっています。怪しげな内容と思う人もいるかもしれませんが、「楽しく学ぶ機会を通し、子どもたちの創造力を引き出す」という真面目なイベントです。クラシエホールディングスの担当者に話を聞きました。
ねるねるねるねが発売されたのは1986年2月。水を入れてねると、色が変わってふわふわふくらむお菓子で、開封したらそのまま食べられる菓子とは異なり、このひと手間が子どもだちを魅了しています。
今月9日、ツイッターに投稿された1枚の画像。そこには「本日のご案内」と書かれたホワイトボードが写っていて、13時半からのイベントとして「ねるねるねるね教室」と書かれています。「使用者」の欄には、「クラシエフーズ販売株式会社」と書かれています。
この投稿に対して、「気になる」「魔女の養成でもすんのかね」といったコメントが寄せられ、リツイート、いいねともに1万7千を超えています。
クラシエホールディングスの担当者によると、ツイッターで話題になったイベントは名古屋市内の水族館で開かれたもので、正式には「知育菓子教室(R)」というイベントだそうです。
どういった目的や経緯で始まったものなのか? 経営企画室の担当者に話を聞きました。
――始めたきっかけを教えてください
「2010年に本格稼働しました。『ねるねるねるね』は、子どもたちにとって、『色が変わったり、ふくらんだりする不思議なお菓子』であり、それがまさに、興味や好奇心を刺激する大きな魅力です。一方で、その不思議さから、保護者の方々からは『あやしいものが入っているのではないか。体に悪そう』といったお声をいただくこともありました」
「実は、ねるねるねるねを含むクラシエフーズの知育菓子(R)は、合成着色料も保存料も使っていません。商品を知って頂くためには、作って食べるという体験と、安全安心な商品であるということをセットでお伝えしていきたいと考え、教室を始めました」
――ツイッターで話題になったイベントは、どんな内容ですか
「クラシエフーズが実施している『知育菓子教室(R)』で、昨年は全国で約300回、5万人近い親子に体験していただきました。教室ごとに変わりますが、3歳ぐらいから、お子さんと一緒であれば大人の方にも体験いただいています。全国のスーパーやイベント会場、また小学校でも実施していますが、今回話題にしていただいた教室は水族館で開催しました」
「ねるねるねるねを使って食べ物の性質を学び、実験をすることで、『なぜ?』『どうして?』と自ら考える機会を提供しています。楽しく学ぶ機会を通し、子どもたちの創造力を引き出し、健全な成長に寄与しようという内容です。ツイッターで『魔女が集まって何かしているのか?』と話題にしていただいたのは、『テーレッテレー! うまい!』のCMの影響だと思います」
――復興支援にも関係があると聞きました
「クラシエホールディングスがCSR活動の一環として2014年11月から実施している、小学生向け出張授業『未来が生まれる教室 知育菓子教室(R)』です。こちらは、小学校低学年を対象としており、学校・教育現場での開催であることが条件になっています」
「東日本大震災後、物理的に遊び場を失い、忙しい大人たちとのコミュニケーションの時間も少ないであろう状況が気掛かりとなっていた中、津波で1階部分が流出し、同町内にある別の小学校に併設された教室で授業を行っていた宮城県山元町立山下第二小学校で初開催。それ以降、熊本地震の被災エリアも含め、復興支援として20回以上の教室を開催しています」
――ツイッターで話題になったことについて感想を
「興味を持たれて調べていただいた方に感謝です! ねるねるねるねの不思議さ、面白さと真面目さのギャップが、みなさん意外だったのかもしれません。ねるねるねるねは、昨年発売から30年を迎えた商品ですが、ねるねるねるねや魔女さんが多くのみなさんに長く愛されていることを知ることができて、本当にうれしかったです」
――今後の展開は
「ただ食べるだけではない『作る』という体験ができます。これからも、好奇心いっぱいの子どもたちに、自分で作るという楽しい体験を通して、創造力などの成長に必要な力を育むお手伝いをしていきたいと思います。クラシエフーズの知育菓子は、海外への輸出もスタートしました。これからは日本だけでなく、世界中の子ども達に楽しんでもらいたいと考えています」
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