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まるでトランスフォーマー! 廃車を活用「タクシーロボ」が話題に
横浜市のタクシー会社に設置されたロボットが、ネット上で話題になっています。
 
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横浜市のタクシー会社に設置されたロボットが、ネット上で話題になっています。
 
                    【ネットの話題、ファクトチェック】
 横浜市のタクシー会社に設置されたロボットが、ネット上で話題になっています。タクシーが人型ロボに変身したような造形で、目元やヘッドライト、「空車」などを表示する部品もちゃんと点灯します。いったい何のために制作したのか? 話を聞きました。
 
                
 三和交通(横浜市港北区)の本社営業所に設置された「ロボットのタクシー」。高さ約4m、重さは約500kgあります。
 頭部は車のエンブレムやブレーキキャリパー、ブレーキランプなどを組み合わせたもので、胴体にはボンネット、肩と足にはタイヤが配置されており、まるで車が変形したようなデザインです。
 ライトやウィンカー類だけでなく、メーターや「空車」などを表示する機器、社名表示灯などは電源を入れると点灯します。
 「予算30万円で、整備工場員8人が2カ月かけて作った力作です。使わなくなった複数の車両の廃材を利用しています」と広報担当者は話します。
 
                
 制作のきっかけは、今年のエイプリルフール。「ロボット型のタクシーのテスト運行を開始します」というウソの告知ページに載せるためでした。
 「当初はCGにすることも検討しましたが、かっこ悪くても面白いし、本格的なものならそれでいいと考えて制作したところ、想像以上のものができました」
 ところが、今年の4月1日は土曜日だったこともあり、ほとんど話題に上らず。さらに17日にはプレスリリースを出して一般公開の告知をしましたが、こちらも反響はありませんでした。
 「今年はダメだったね」と話していた矢先、ツイッターに投稿されたロボの画像が話題となり、リツイートは5万4千を超えています。
 広報担当者は「クチコミの力ってすごいですね。びっくりしました。近くにお越しの際は写真を撮るなどして、末永く見守っていただければと思います」と話しています。
 
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