グルメ
「道の駅」制覇した男の「もう一度訪れたい駅」坑道体験?カニまみれ
今や全国に1000か所以上ある「道の駅」。2014年に「日本中の道の駅を全部回ってやろう」とキャンピングカーによる道の駅巡りを始め、2016年5月に1059か所を「完全制覇」しました。そんな私がもう一度訪れたい道の駅10か所を選んでみました。春の行楽シーズンに足を運んでみてはいかがでしょうか。
■びふか(北海道中川郡美深町字大手307)
国道沿いの道の駅の建物から車で裏手へ移動すると温泉、キャンプ場があります。キャンプ場はフリーサイトなら1泊1人300円。
道の駅の駐車場では仮眠しかできませんが、キャンプ場ならば連泊できます。しかも30日連泊すると半額になるという長期滞在歓迎のキャンプ場です。
目の前に温泉、カヌー体験も可能。キャンプ場内にチョウザメ水族館があり、温泉のレストランではチョウザメ料理が味わえます。
■厚岸グルメパーク(北海道厚岸郡厚岸町住の江2-2)
都内でも厚岸産の牡蠣を食べる機会はありますが、やはり地元のものは鮮度が違います。生がき6ピースで1000円(2014年当時)。館内は1階がお土産コーナーで2階に魚介市場があります。
牡蠣をはじめとしてサンマやカニなどが季節ごとにならび、そこで購入した新鮮な魚介類を「炭焼きあぶりや」に持ち込みバーベキューできます。
グルメパークの名にふさわしい魚介の豊富さで、とくに牡蠣好きな人にお薦めします。
■みんまや(青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜99)
津軽半島最北端にある道の駅には青函トンネル記念館があり、ここでは青函トンネル体験坑道がお薦めです。海面下140m、斜度14度の体験坑道へケーブルカーに乗って一直線に降りていきます。
実際の作業坑として使われた場所に当時使われたトンネル掘りのための機材などが置いてあり、世界最長の海底トンネルがどのようにできたのかが体験できます。45分間のツアーです。
■白鷹ヤナ公園(山形県西置賜郡白鷹町大字下山661-1)
最上川にかかった常設のヤナがあって、川に架かった橋を渡るとヤナ場へと降りることができます。訪れたのはシーズン前でしたが、実際にヤナの大きさを体験でき、清涼感を体感できました。
例年8月下旬~9月までが最盛期で一晩に5000匹の鮎がかかることもあるそうです。ヤナ売店では鮎の塩焼きが食べられます(12~3月は休業)。お土産物店では鮎の甘露煮や寒風干し鮎などが人気商品です。
■能生(新潟県糸魚川市大字能生小泊3596-2)
魚介類を買うのに超オススメ。とくにベニズワイガニの直営所が集まっているかにや横丁が賑わっています。かにが裏返しになっているのは、カニのうまみが流れ出ないようにするため。
日本海に面していて、芝生の広場でかにを食べる人も多くいました。2階のレストラン番屋のかに汁定食もお薦め。かにづくしの道の駅ですが、かに以外に鮮魚もお買い得です。
■下賀茂温泉湯の花(静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂157-1)
道の駅のすぐ横を川が流れ、土手沿いに河津桜の並木が続きます。土手には菜の花が咲いて、春の訪れを感じることができる道の駅です。
3月9日(2014年)に訪問しましたが、河津桜は満開。河津町でも桜まつりをやっていますが、こちらのほうが人出が少なく、じっくりと桜を見ることができます。道の駅から徒歩圏内に温泉施設・銀の湯会館があるので車中泊する人にお薦めです。
■一枚岩(和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬290-2)
このあたりは古座川弧状岩脈と呼ばれる岩脈のあるところで一枚岩もおなじ岩脈上にあり、日本地質百選にも選ばれています。
訪れた時は残念ながら雨が降っていたので、岩の上のほうは霧が掛かって全容を見渡すことはできませんでしたが、それでも岩壁は圧巻。さすが日本最大級の一枚の岩盤といわれているだけあります。レストランから一枚岩を眺めることができます。
■萩しーまーと(山口県萩市大字椿東字北前小畑4160-61)
魚が新鮮で安いのは萩漁港がすぐ目の前にある道の駅だから。店内には鮮魚売場や練り物などの加工品、地酒を売るお土産店もあります。
魚はどれも新鮮であれもこれも買いたくなってしまいます。お土産に買うと喜ばれること間違いなし。食事をするなら購入した魚介類を館内の食堂に持ち込んで調理してもらえる勝手御前がお薦め。
勝手御前の対象時間外だったので、お薦めランチを注文しました。刺身、お寿司、天ぷら、唐揚げのセットで味、量ともに満足。
■桃山天下市(佐賀県唐津市鎮西町名護屋1859)
桃山亭海舟では玄界灘で採れたてのイカを食べることができます。いか活造り定食は、2940円(2015年当時)とちょっと高価ですが、納得のおいしさ。イカゲソは天ぷらか塩焼きにしてもらえて、イカしゅうまいも美味です。
水産直売所では玄界灘産の活サザエを売っていました。農産物直売所も充実しています。
■奄美大島住用(鹿児島県奄美市住用町大字石原478)
奄美市住用町は島の中央にあって、沖縄県西表島に次いで大きなマングローブ原生林があることで有名なところです。そしてマングローブが生い茂る水路でカヌー体験できるのが、この道の駅の大きな特長です。
カヌーは用具のレンタルも含めて2000円(大人)で体験できます。インストラクターのレクチャーを受けて、60分間のマングローブ原生林探検。潮の満ち引きによってマングローブ原生林の様子が変わるので、何度も体験したくなります。
1/22枚