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「親の説教に説教する!」 ネットで話題の絵4枚、作者に聞きました
ツイッターで話題になっている4枚のイラストがあります。テーマは「親の説教に説教」です。
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ツイッターで話題になっている4枚のイラストがあります。テーマは「親の説教に説教」です。
【ネットの話題、ファクトチェック】
ツイッターで話題になっている4枚のイラストがあります。「一体何回言えばわかるの!?」と叱る親の絵の横には「※まず伝え方を変えなさい」の注釈が、「嫌なら出て行け」の絵には「※親と子の立場の差を利用するな」と書かれています。よく聞く親の説教に対して、逆に説教する内容です。どんな思いでこれを描いたのか? 7万近くリツイートを集めているこのつぶやきの投稿者に話を聞きました。
2月26日、「よくある親の説教に説教しました」という文字とともにツイッター投稿された4枚のイラストが話題になっています。
この投稿に対して、「これ全部、父親から言われました」「なんか心が軽くなりました」「すごくわかります。わたしの心が救われました」といった意見が寄せられました。
一方で「社会人になった時に理不尽なことに耐えるための訓練」「子どもに言いたくないと思ってたけど、自分が親になるとやはりそう言いたくもなります」といった反応もあり、リツイートは6万8千、いいねは9万4千を超えています。
イラストを投稿したのは、現在20歳の「蟻の角」さん。結婚もしていないし、子どももいないそうですが、なぜこのようなイラストを描こうと思ったのか?
「自分が親になった時、どのように子どもに接するのが、一番子どもの成長を良い方向へ促すのかを考えていたんです」
背景には自分の両親に対する思いがあるといいます。
「両親の教育法についてあれこれ思うこともあり、つまるところ、世の中には教育のためではなく、ただ感情的に理不尽な言葉の暴力を振るう親が多いことに気づきました。『叱る』と『怒る』を履き違えてしまっていると思うんです」
ただ自分の思いをはき出すのではなく、同じように感じている中高生に向けたメッセージとして描いたそうです。
「そんな大人を親に持った子どもに対して、少しでも不満を代弁しようと思い、今回のイラストを描きました。これを見て共感してくださった方には、ぜひ『叱るけれども怒らない』、そんなお父さんお母さんになっていただきたいです」
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