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のら猫が飛び蹴り?正拳突き? 話題の写真、撮影の「秘密道具」は…
のら猫が飛び蹴りしたり、逆立ちしたり、そんなアクロバティックな姿を収めた写真集『のら猫拳』。大胆な動きののら猫の写真が、猫好きを中心にネットで話題になっています。警戒心ゼロのこんな愛らしい猫の写真をどうやったら撮れるのか? 『のら猫拳』の作者で写真家のアクセントさんに聞いてみました。
『のら猫拳』が発売されたのは1月25日。飛び蹴りしたり、正拳突きしたりと、まるで格闘家の達人が猫に入ってるのではと思うほどです。猫の知られざる一面が収められた写真に、ネット上では「躍動感が堪らん」「発想がめちゃくちゃ面白い」などと称賛する声があがっています。
『のら猫拳』の作者は、九州在住の写真家・アクセントさん。3年前から猫写真を撮るようになったといいます。ツイッターに投稿した写真が人気になり、出版社の目に止まりました。それが今回の『のら猫拳』の発行につながったといいます。
作者のアクセントさんに、撮影のコツを聞いてみました。
――どうやったら、あんな写真が撮れますか?
猫じゃらしを使って撮影しています。猫がおもちゃに集中できるように猫の反応をみながら動かし方を変えています。
――躍動感のある写真を撮るようになったのは?
もともとは自然体の猫を撮影するスタイルでした。1年ほど前にプロの猫写真家の知人の影響で猫じゃらしを使ったところ想像以上に食いつきが良く、躍動感のある写真になりました。
その時に「もしかして、自分たち猫写真家が思う以上に、人間と遊びたいと思っている猫がたくさんいるのではと」思い、猫のアクション撮影を始めたんです。
――人間と遊びたい猫はどうやったら見つかるのですか?
とにかく細かく観察することが大事です。とりあえず遠目の距離からおもちゃを動かしてみて、おもちゃを目で追う猫はOK、おもちゃではなく人間を見ている場合はNGといった感じです。
猫の目の動き、警戒心が強いか、を観察することがポイントです。僕の感覚では、遊びたい猫の割合は全体で1割程度。地域によっては0のところもあれば、3割いるところもあります。あとはたくさんの猫にチャレンジすることです。
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