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エンタメ

原宿のビル壁で無重力ダンス 通行人を釘付けにした2人組は何者?

「空を飛んでいる気分になる」

ビルの壁面でパフォーマンスをするバンダループ=東京・原宿
ビルの壁面でパフォーマンスをするバンダループ=東京・原宿

目次

 11月の週末、若者らでにぎわう原宿のビルに注目が集まりました。人々の視線の先には、地上から10mほどの壁面を歩く海外の男女2人組。ロープを命綱に、ダイナミックな跳躍を繰り返します。その姿はまるで、無重力の中をダンスするかのよう。約5分間、通行人の視線を釘付けにした彼らの正体は?

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【動画】原宿の宙を舞う「BANDALOOP」のパフォーマンス=佐藤正人撮影

米国で人気のパフォーマンス集団

 2人は、アメリカでアートパフォーマンスをしている集団「BANDALOOP(バンダループ)」のメンバーです。普段は4~8人組で、ビルや岩肌などの壁面に立ち、地上と水平に動くダンスを披露。1991年に結成後、世界各地でこれまで、約50万人を驚かせてきました。日本でのパフォーマンスは今回が初めてです。

ビルの壁面が地上であるかのように軽やかなダンスをするバンダループ=東京・原宿
ビルの壁面が地上であるかのように軽やかなダンスをするバンダループ=東京・原宿

「空を飛んでいる気分」

 地面と水平に宙返りをしたり、宇宙遊泳をしているかのように滞空時間の長いジャンプをしたり。ダンスを終えた男性ダンサーのロエル・シーバーは「実際に空を飛んでいる気分になる」と興奮した様子で話します。

 しかし、彼らを支えているのはビルの最上階から張られた一本のロープだけ。「地面と水平方向に体勢を維持するだけでも大変」とロエル。日常的に腹筋や背筋を鍛えているほか、頭が下がらないように、首の筋肉なども重点的にトレーニングしているそうです。

壁面でのパフォーマンスを見せたロエル・シーバー(右)とジェシカ・スワンソン(左)=東京・原宿、佐藤正人撮影
壁面でのパフォーマンスを見せたロエル・シーバー(右)とジェシカ・スワンソン(左)=東京・原宿、佐藤正人撮影

「通行人も観客になれるアート」

 「空」という舞台を最大限に生かした迫力のある演技。バンダループによると、振り付けは壁の高さや幅、素材を把握した上で、現場で考えるそうです。

 今回は、ニューバランスの店舗でのパフォーマンスだったため、壁面の「N」を生かした振り付けになりました。女性ダンサーのジェシカ・スワンソンさんは「挑戦しがいのある壁だった」と語ります。

 「通行人も観客になれるアート」と魅力を語るバンダループ。「今度は大勢でのパフォーマンスもしたい」と再び日本で演技をするのを楽しみにしていました。

【動画】原宿の宙を舞う「BANDALOOP」のパフォーマンス。インタビューも=佐藤正人撮影

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