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『取っ手もいい紙袋』ジョークのはずが商品化 日清「儲ける気ない」
カップヌードル公式Facebookページのジョークの投稿が現実のものとなりました。
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カップヌードル公式Facebookページのジョークの投稿が現実のものとなりました。
カップヌードル公式Facebookページのジョークの投稿が現実のものとなりました。今年5月、「取っ手もいいね!」という文字とともに紙袋を持った男性の画像がアップされました。紙袋の取っ手を握ると、まるでヤカンを握ってお湯を注いでいるように見えるというものです。この投稿への「いいね!」は8000を超え、商品化を求めるコメントが相次ぎ、今月17日に「紙袋」が商品として発売されました。日清食品ホールディングスに経緯を聞きました。
日清食品グループのオンラインストアで17日から販売されているのは、「カップヌードル お湯入れとる紙袋」。紙にプラスチックのコーティングをすることで、強度と見栄えを高めています。価格は税込み300円です。
公式Facebookページで同社は、カップヌードルを食べているように見えるTシャツや、「謎肉」の缶詰など、ありもしないものを冗談として何度も投稿してきました。
今回の紙袋も、きっかけはFacebook投稿でした。今年5月24日、「取っ手もいいね!」という文字とともに紙袋の画像をアップ。まるでヤカンを持っているように見えるデザインに対し、「これ欲しい」「商品化して」といったコメントが相次ぎました。
反響の大きさから、社内でも「実際に売ったら面白いんじゃない」という話になりましたが、どこで売るかについて議論になったそうです。
当初は、横浜市中区にある「カップヌードルミュージアム」を想定していましたが、9月末にオンラインストアをリニューアルしたこともあり、こちらでも売ることに。より多くの人に、気軽に買ってもらえるという点も後押しになりました。
「ただし、この紙袋で儲けようとは思っていないんですよ」と広報担当者は話します。ジョークを商品化した最大の狙いは、お客さんに話題にしてもらうことでカップヌードルをより身近に感じてもらい、ブランドの認知度を高めることにあるそうです。
こうした「ネタ」を商品化したのは初めてだそうで、「今後もリクエストがあれば検討していきたいと思っています。2弾・3弾もあるかもしれないので、よろしくお願いします」と話しています。
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