感動
この切なさ、胸に来る… 真夏の再会描いた漫画に涙 思わず読み返す
ツイッターで公開された4ページの漫画が、「やばい…グッときた」「涙が止まらない」と話題になっています。
感動
ツイッターで公開された4ページの漫画が、「やばい…グッときた」「涙が止まらない」と話題になっています。
ツイッターで公開された4ページの漫画が、「やばい…グッときた」「涙が止まらない」と話題になっています。登場するのは、真夏に久しぶりに再会した男女。話はかみ合っているのに、どこか違和感のある言葉のやりとり。「また来るけんな」「うん…待っとるよ」と別れた後、最後の一コマを読んで理由に気づかされます。作品に込めた思いについて、作者に話を聞きました。
話題になっているのは、にいちさんがツイッターで公開した「石畳とひまわり」という4ページの漫画です。
お盆の時期から少し遅れて帰省した男性。女性と再会し、彼女が好きなヒマワリを手にしています。むかし同じ場所でお坊さんから怒られた時のことなど、思い出話をした後、「また来るけんな」と言って男性は帰ります。
話はかみ合っているのに、目線を合わせない二人。少し高い位置に腰掛けている女性。どことなく違和感がありますが、読み進めて最後の一コマにたどり着いた時、その理由がわかります。
読んだ人たちからは「やばい…ぐっときました」「この切なさ胸に来るわ」「2回目読み直して鳥肌が」「分かっていても感動できる」といったコメントが寄せられています。
ツイッターには20日に投稿され、リツイートは5万1千、いいねは7万2千を超えています。
この漫画、どんな思いを込めて描いたのでしょうか? 作者のにいちさんに聞きました。
――作品のテーマは
「テーマは『明るい切なさ』です。この男の子と女の子の間には、重い事情がありますが、だからこそ作品全体は明るくなるように心がけました」
――アイデアのきっかけは
「今年はお盆に里帰りできなかったので、そのことに思いをはせていて、ふと思いつきました」
――お盆に公開する予定だったのが、ずれたそうですね
「公開する時期に合わせて、作中の季節をお盆から夏の終わりに変更しました。それに伴って、会話の内容も変わり、作品全体の雰囲気としても、寂しさが色濃く出たと思います」
――何度も読み返す人が多いようです
「その点は意識しました。一回目で少しずつ違和感を持ちながら、二回目でその疑問を解消してくれればよいな、と思いながら描いていました」
――最もこだわった点は
「セリフです。基本的に作者は作品の中で伝えたいことを伝えきるべきだと思っているので、詳しくは言いませんが、一回目はそのまま、二回目は女の子のセリフを全て抜いて読んでみてもらえたら、と思います」
――話題になっていることについては
「いただいた感想を見ていると、自分の体験や環境と重ねていらっしゃる方が多いのが印象的でした。作品を通して、そういう方と体験を共有できたことが嬉しかったです」
――これからについては
「まだまだ描いていきたいテーマが頭の中にたくさんあるので、一つ一つ形にしていきたいと思います」
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