話題
しおりんごさんからの取材リクエスト
日大芸術学部のミスコンが面白そう
「ミスコン」にオカマちゃん 日大芸術学部が追求する“自分らしさ”
日本大学芸術学部のミスコンがどうも面白そうです。普通のミスコンではなく、なんとオカマも出るらしく、、、是非取り上げていただきたいです。 しおりんご
日大芸術学部の「ミスコン」が、いろいろ攻めています。明らかに他の女子学生とは違う雰囲気の出場者が混じっているし、ファッションもエッジが効いている。「知名度や資金や世の中への影響力は、他の大学のミスコンに劣ります。しかし、ミス日芸コンテストは一番に『らしさ』を大事にしている。日芸でしかできないミスコンです」。学生たちがそう語る、異色のミスコンには、キラキラした他のミスコンにはない魅力にあふれています。
「ミス日芸コンテスト2016」は、11月にある日大芸術学部の学祭のイベントとして企画されています。
ツイッターやインスタなどではすでに積極的に発信を始めており、エントリーした学生の写真や意気込みなどが投稿されています。
話題を集めているのは、集合写真ではいつも右端に陣取っている学生、つねちゃんです。
オカマのつねちゃんとして学内では有名な存在で、どの写真でも自信満々のオーラー発しています。
運営の担当者によると、今年一番大事にしたのは「ミス日芸」にふさわしい女の子らしさ。そのため、募集要項には応募資格として「日芸生」と明記しましたが、性別は書かなかったそうです。
そんなコンテストのメッセージに反応したのがつねちゃんでした。
つねちゃんの本名は、林田常平。映画学科3年生です。
募集をした理由はシンプルです。
「あたしゃ今回のミスコンの参加規定に『男は参加禁止』ってのが無かったから応募した。ただそれだけさね」
コンテストでは「スタイルを武器にする、負けないわ!」とアピール。運営の担当者によると「ちょっと毒舌で圧倒されますが、気づいたら魅力にはまってしまいそうなキャラの持ち主です」というキャラです。
独特なのはつねちゃんだけではありません。SNSには、白いワンピース姿の不機嫌な顔をあえてアップしました。
「どんな服を着ていたって、いやむしろ媚びない見た目こそ、自分らしさを貫いていることのアピール」
「きれいなワンピースを着ていては自分じゃない」
写真には、そんな思いを込めたそうです。そして白ワンピを脱ぎ捨てる写真までアップ。その下には、実に個性的な衣装に身を包んだ5人のファイナリストがドヤ顔で立っています。ちなみにつねちゃんは黒のスケスケのワンピに見えなくもないロングTシャツです。
審査方法も凝っています。通常は投票で決まることが多いミスコンですが、「美とは投票だけで決まるのだろうか?」という問いを自らに課して、考えついたのが肌や身体の健康さです。
実現するかは未定なものの、健康さを数値化するため、肌年齢や血管年齢などによる対決を用意しているそうです。
投票においても、観客の気持ちを大事にしたいと考え、ネット投票はせず、芸術祭3日間の投票のみを採用します。
担当者は「ミス日芸とはなんなのか、運営・候補者・観客もともに考え感じながら決めていけたらと思っています」と話しています。
ファイナリストはつねちゃん以外も個性的です。
演劇学科3年の佐藤こゆきさんは、舞台照明を学んでいます。「人を照らす自分も輝いている」。そんなコピーが似合う子です。
映画学科2年の安田弥央(みひろ)さんは、女優活動をしている演技コースの学生です。本人は周りの候補者に圧倒されているようですが、一番、ミスコンらしい子で、整った顔立ちやスタイルとオーラが強い武器です。カメラの前だとはっと人が変わる面白さをもっています。
放送学科3年の中原真結(まゆ)さんは、アナウンサーを目指しつつ、テレビ制作の裏の仕事も学ぼうと、テレビ制作実習ではADもこなします。写真の写り方もうまく、かわいらしい外見。かなりの努力家だそうです。
同じく放送学科2年の松本史佳(ふみか)さんも、アナウンサー志望です。「あまり自分に自信がない」と言い、かわいさじゃなくて面白さで勝負したいと、撮影の時はノリノリで変顔を披露します。自分なりのかわいいの魅せ方で勝負しています。
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