閉

閉

これフカボリしてほしい

リクエストする

閉

2016年03月12日

イカツイ「珍怪魚」を女性客が食べ尽くす 異色イベント成功の秘訣

  • 4451

「珍怪魚」の迫力ある顔と、笑顔の参加者の対比が印象的な「珍怪魚」イベント

「珍怪魚」の迫力ある顔と、笑顔の参加者の対比が印象的な「珍怪魚」イベント

 カラーランや、泡パーティーなど、リアルイベントを楽しむ人が増えています。そんな中、ひそかに流行しているのが、珍しく怪しい魚を食べてみる「珍怪魚」イベントです。SNS映えする撮影ポイント、「食べる」という体験……仕掛け人に成功の秘密を聞きました。

「海のギャングことウツボ!」

 イベント開始のアナウンスと同時に見たこともない魚たちが次々と登場してきます。

「海のギャングことウツボ」
「幻の深海魚アブラボウズ」
「その姿から大砲魚とも呼ばれる高級魚ヤガラ」
「通常の穴子の約10倍だという超巨大クロアナゴ」

 キャッチコピーとともに、ほかにも「サメ」「マンボウ」「ゲホウ」「バターフィッシュ」など口にしたことがない魚ばかりがずらりと並んでいます。

 珍しく怪しい魚「珍怪魚」を食べるグルメイベントは、毎回、80人以上の参加者を集め、じわじわとファンを増やしています。

見慣れない魚に、大はしゃぎする参加者

見慣れない魚に、大はしゃぎする参加者

楽天辞め起業、「珍怪魚」の体感重視

 仕掛け人は楽天を2年で辞めてイベント企画会社「Holiday Jack」を起業した矢野智之さんです。

 「図鑑や、水族館などで見たことある珍しく怪しい変わった魚たちは実はどんな味なのだろうか? そんな疑問から、イベントを企画しました」と振り返ります。

 特徴は、なんといっても「食べる」こと。実際に手に取り、「大きさ」「色」「重さ」などを体感したうえで、いただきます。

 会場では、特別講師として呼んでいるゲスト「日本さかな検定1級」を持つ芸人、「さかな芸人ハットリ」が盛り上げます。

「Holiday Jack」を起業した矢野智之さん

「Holiday Jack」を起業した矢野智之さん

「市場広げたい」問題意識も

 ウケ狙いに見える「珍怪魚」イベントですが、スタートしたきっかけには、魚の流通をめぐる問題意識がありました。

 矢野さんによると、日本近海で水揚げされる魚の種類が約4000種類もあるのにもかかわらず、 一般的に市場に出まわる魚の種類が約50種類だけ。

 「今まで知らなかった魚を食すことができるイベントを通し、お客様に新たなグルメ体験を提供したい。新たな魚たちの市場を広げたい」

 市場の関係者に思いを伝えたことで、通常では手に入らない「珍怪魚」を仕入れることができたそうです。

見慣れない「珍怪魚」。食べると意外とおいしい

見慣れない「珍怪魚」。食べると意外とおいしい

料理にもこだわり

 イベントでは、有名だけれどもなかなか食べたことがない、「マンボウ」「ウツボ」「サメ」といった魚から、いま深海魚水族館などでもブームにもなりつつある、アブラボウズ、ヤガラ、ゲホウ、クロアナゴなど深海魚が、登場します。

 料理にもこだわります。料亭・レストランなどで修業をつんだプロの料理人が、和洋折衷の様々な一品料理に仕上げていきます。

 出来たての料理はビュッフェ形式提供。「珍怪魚」料理に合うアルコールなどは、飲み放題でついています。

メニューには本格的な料理が並ぶ

メニューには本格的な料理が並ぶ

撮影シーンを用意、ハッシュタグも統一

 「珍怪魚」イベントには、リアルイベント成功の秘密が隠されています。意識しているのはSNSです。

 料理する前の「珍怪魚」に触れてもらうことで、写真映えするシーンを作り出します。写真は参加者によって、インスタグラムやフェイスブックなどにアップされます。

 一方的にサービスを提供するのではなく、参加者が「食べる」という行為を通じて参加することも重要です。

 見慣れない「珍怪魚」のインパクトある写真に加え、参加者のリアルなコメントがつくことで、草の根の口コミ情報として広がっていきます。

 結果、SNSに上げられた写真は、参加者の友達がコメントや「like」をつけてシェアされます。SNSでの拡散によって、実際にイベントに行っていない人も、巻き込むことができます。

 さらに、ハッシュタグ「#珍怪魚を食べてみよう」を運営側が設定。バラバラに写真を投稿するよりも、話題作りの効果を狙っています。


「食べる」体験で満足感

 一方、イベントの内容に不満を感じれば、SNS上でネガティブなコメントが出回ることもあります。

 「珍怪魚」イベントでは、食事とお酒があらかじめセットされています。体験以外だけでなく、料理とお酒を出すことで、最低限の満足感を提供することができます。

 「イベントには、意外にも若い女性がたくさん来てくれます」という矢野さん。「SNSを通した週末の過ごし方の共有は、今の若者の大きな楽しみとなっています」。今後も定期的に「珍怪魚」イベントを開いていく予定です。


美女と「珍怪魚」 ユニークイベントが、すこぶる人気
前へ
「珍怪魚」イベントの様子
次へ
1/30
前へ
次へ

Ads by Google
Ads by Google

あわせて読みたい

プロが教える!父親が自発的に家事をする鍵は「ルーチン化」だった
プロが教える!父親が自発的に家事をする鍵は「ルーチン化」だった
この切なさ、胸に来る… 真夏の再会描いた漫画に涙 思わず読み返す
この切なさ、胸に来る… 真夏の再会描いた漫画に涙 思わず読み返す
「おかしい、ただの病死ではない」保育施設の死亡事故、なぜ非公表?
「おかしい、ただの病死ではない」保育施設の死亡事故、なぜ非公表?
「NYでは警察官もタトゥー」 米国の彫り師...
「NYでは警察官もタトゥー」 米国の彫り師...
リオ五輪「美しい卓球台」日本メーカーの技術結晶 木材は被災地から
リオ五輪「美しい卓球台」日本メーカーの技術結晶 木材は被災地から
魔法瓶はなぜ花柄だったのか? 象印の特設...
魔法瓶はなぜ花柄だったのか? 象印の特設...
リオ五輪、日本はダサすぎ?ドン小西さん「せっかくの選手の活躍が」
リオ五輪、日本はダサすぎ?ドン小西さん「せっかくの選手の活躍が」
ドイツ「裸族の宴」に潜入 敷地内は別世界…若者離れで存続の危機
ドイツ「裸族の宴」に潜入 敷地内は別世界…若者離れで存続の危機
10秒切れていない4人がなぜ銀メダル? 「ちょっと怖かった」決断
10秒切れていない4人がなぜ銀メダル? 「ちょっと怖かった」決断
ピノとPARM、実は同じ? 同じメーカー&チョコに共通点…真相を聞く
ピノとPARM、実は同じ? 同じメーカー&チョコに共通点…真相を聞く
その日、英雄は“容疑者”になった。奇跡の生還劇に隠された驚きの真実
その日、英雄は“容疑者”になった。奇跡の生還劇に隠された驚きの真実
PR
わかってほしい、白杖で音を立てる理由 歩きスマホに視覚障害者は…
わかってほしい、白杖で音を立てる理由 歩きスマホに視覚障害者は…

人気

もっと見る