ネットの話題
〝電気ケトルうどん〟に販売元が注意喚起 「やけどや故障のおそれ」
「うどんの画期的なゆで方」として、電気ケトルを使った方法がネット上で話題になっています。安全上の問題はないのでしょうか?
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「うどんの画期的なゆで方」として、電気ケトルを使った方法がネット上で話題になっています。安全上の問題はないのでしょうか?
「うどんの画期的なゆで方」として、電気ケトルを使った方法がネット上で話題になっています。水を入れた電気ケトルに冷凍うどんを入れて沸騰させ、フタを閉めたまま湯切りするといった作り方です。確かに手間ははぶけますが、安全上の問題はないのでしょうか? 人気ブランド「T-fal(ティファール)」の販売元は「やけどや故障のおそれがあるので止めてほしい」と呼びかけています。
コップ数杯のお湯をすぐに沸かせる電気ケトル。価格の安さやおしゃれなデザインが魅力で、保温機能はなく、お湯が沸いたら電源が切れる製品が多いのが特徴です。
数年前には、倒れた際にお湯がこぼれて、子どもがやけどをする事故が起きて話題になりましたが、メーカー側もお湯が漏れにくい構造にするなどの改良を加えています。
話題になっているうどんの作り方は、とても簡単です。沸かす前の電気ケトルに冷凍うどんを入れて、スイッチを入れるだけ。注ぎ口からお湯だけを捨てれば、湯切りも簡単にできるというものです。
ネット上で、この方法が紹介されると試す人たちが相次ぎ、「天才的すぎる」「早ゆで&ザルいらず」「掃除がめんどくさい」「壊れちゃうだろ」などと話題になりました。
電気ケトルでうどんをゆでることについて、ティファールの販売元である「グループセブ ジャパン」の担当者は、こう話します。
「電気ケトルのこのような使い方は禁止事項です。本来、お湯を沸かすための製品なので、中にものをいれて沸騰させるとふきこぼれて、やけどをする恐れがあります。また、うどんの場合はでんぷん質の泡が出てしまいます。電気ケトルは蒸気を感知して自動で電源が切れる仕組みなので、でんぷん質の影響でこうした仕組みが機能しない可能性や、下に設置された電源プレートに付着して故障しかねません」
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