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ポスト羽生はこの子! スケオタが目をつけた銀盤のプリンス
羽生結弦・高橋大輔・浅田真央だけでは満足できない「スケオタ(スケートオタク)」が注目する、次世代スケーターたちを紹介します。
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羽生結弦・高橋大輔・浅田真央だけでは満足できない「スケオタ(スケートオタク)」が注目する、次世代スケーターたちを紹介します。
羽生結弦選手らトップ選手が注目されがちなフィギュアスケートですが、世の中にはメジャーな大会だけでは満足できない「スケオタ(スケートオタク)」の人々がたくさんいます。中継されない地方の大会、時には海外まで足を運ぶ「スケオタ」が注目する、次世代スケーターたちを紹介します。
山田満知子コーチの秘蔵っ子。今年に入って4T(トウループ)と3A(アクセル)を次々に習得。その成長曲線はまるで指数関数。2014年全日本ジュニア、JGPファイナルで初優勝。
全日本では勢いそのままに、両方のジャンプを見事に決め、自己ベストを更新する演技で2位。一気にトップへと駆け上がりました。ファンの間ではその愛らしい容姿と世界トップレベルの実力とのギャップから「昌磨(ショーマ)さま」と呼ばれています。情感を表現できる演技力はまさに「ポスト大輔」とも。
宇野 昌磨(うの・しょうま) 17歳(高2)愛知県出身
2014年全日本ジュニア2位、JGPファイナル2位。大阪の臨海スポーツセンター育ち。現在は愛知の邦和スポーツランドで長久保裕コーチに師事。臨海+邦和の合成反応が楽しみ。持ち味はスピードにのった流れのあるジャンプです。
全日本では年上の選手たちの中でも堂々たる演技で6位入賞。ファンの間では、高橋ファンが宇野選手へ、羽生ファンが山本選手へという流れが!?
山本 草太(やまもと・そうた) 14歳(中3)大阪府出身
2014年JGPチェコ大会12位、全国中学校スケート2位。コミカルな曲での表現力は抜群、観客を太一ワールドに引き込みます。スケート界の本田家長男。妹で次女の真凜選手は五輪が期待される選手、三女望結は有名子役で選手。
本田 太一(ほんだ・たいち) 16歳(高1)京都府出身
2014年全日本ジュニア7位、JGP愛知大会14位、全国中学校スケート4位。音をしっかりとらえ、全体的に体を大きく使うことができます。「踊れる」選手として注目。2015年の全国中学校スケートで表彰台の頂点を狙います。双子の姉も選手です。
山隅 太一朗(やまくま・たいちろう) 14歳(中2)大阪府出身
2014年全日本ジュニア4位、全国中学校スケート3位。高橋大輔さんや町田樹選手を輩出した臨海スポーツセンターが拠点。ノリノリのダンスにファンも急増中!?高校生になりジャンプも安定してきて、今まさに伸び盛りです。
全日本ではヤグディンステップを惜しみなく披露しました。町田樹選手の引退宣言後、町田選手が拠点にしていた大阪の臨海スポーツセンターのエースになると宣言。「僕が臨海のエースになれるように頑張りたいと思った」というツイートに、ファンは思わず涙。
友野 一希(ともの・かずき) 16歳(高1)大阪府出身
あとは任せたぞって!!!泣
お疲れ様でしたぁ!!!!頑張ります! pic.twitter.com/qFZb5BASTu
— kazuki tomono (@rinkaitomono) 2014, 12月 28
13歳にして、3Lz(ルッツ)-3T(トウループ)というキム・ヨナらが得点源とする大技をマスター。ほかにも3F(フリップ)-3T(トウループ)や2A(アクセル)-3T(トウループ)など次々決めています。JGPファイナル3位。高さと幅があるパワフルなジャンプと演技後半も落ちないスピードは見応え十分。
全日本は物怖じせず堂々たる演技で3位。浅田真央以来となる中学2年での表彰台となりました。
樋口 新葉(ひぐち・わかば) 13歳(中2)東京都出身
長く「西高東低」と言われたフィギュア界において久々の東の台頭。中学時代は思うような成績を残せずにいたが高校に入り急成長。連続3回転の2本目、高くクリーンな3T(トウループ)は秀逸。スピンの腕の使い方も美しいです。
全日本ではショートから順位を上げ4位。
永井 優香(ながい・ゆうか) 16歳(高1)東京都出身
2014年全日本ジュニア4位、全日本ノービスA2位。14歳未満のノービスながら将来を期待される逸材。5種類の3回転を全て加点がつくほどクリーンに跳びます。今年の全日本ジュニア、観客驚愕のフリー後半3S(サルコウ)-3T(トウループ)、再び見られるでしょうか。
本田 真凜(ほんだ・まりん) 13歳(中1)京都府出身
2014年全日本ジュニア5位、全日本ノービスA優勝。女子では超大技で極上の3Lz(ルッツ)ー3Lo(ループ)は一見の価値あり。拠点の神奈川スケートリンクは老朽化で建て替え中。練習環境が十分ではない中の好成績は素晴らしい。
青木 祐奈(あおき・ゆな) 12歳(中1)神奈川県出身
2014年全日本ジュニア2位、JGP愛知大会7位、全国中学校スケート2位。ジャンプを流れの中で跳び、幅も高さもあります。全体を通してバランスがいいのが強み。イーグル(両足を伸ばした状態のまま180度に広げ、つま先を外側に向けて開いた状態)からの3S(サルコウ)などジャンプ前後の動きも光ります。
全日本選手権はほぼノーミスで6位入賞。
坂本 花織(さかもと・かおり) 14歳(中2)兵庫県出身
2014年全日本ジュニア7位、JGPスロベニア大会6位、全国中学校スケート優勝。3F(フリップ)-3T(トウループ)、2A(アクセル)-3T(トウループ)など難易度の高いジャンプも着氷失敗の心配がありません。スピンがコンパクトで速い。種類も多いので彼女のスピンを見ながら技を覚えると勉強になります。
全日本はフリーで順位を上げ9位。
三原 舞依(みはら・まい) 15歳(中3)兵庫県出身