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グルーポンがおせち再開 反省4年「今度はぎゅうぎゅう」
おせちの量が見本よりも少ない「スカスカおせち」だった騒動から4年、グルーポンがおせちを再開します。どんなおせちを用意しているのでしょうか。
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おせちの量が見本よりも少ない「スカスカおせち」だった騒動から4年、グルーポンがおせちを再開します。どんなおせちを用意しているのでしょうか。
おせちの量が見本よりも少ない「スカスカおせち」だった騒動から4年、グルーポンがおせちの販売を再開します。13日に都内で発表しました。4年間、サービス向上に取り組んできたというグルーポン。一体、どんなおせちを用意しているのでしょうか。
「スカスカおせち」騒動が起きたのは、2011年の正月でした。料理が傷んでいる、元旦に商品が届かなかったという苦情も相次ぎました。消費者庁は、おせちを製造・販売した業者に景品表示法違反(優良誤認など)で再発防止などを命じました。グルーポンについては、「販売の場を貸しただけ」として処分対象からは外しましたが、サイトに商品を掲載するときは販売実績などをきちんと確認するよう要請しました。
グルーポンは、「スカスカおせち」騒動の後、おせちの販売を停止しました。グルーポンによると、その間、組織改善に取り組み、安全管理や配送体制の見直しを行ったそうです。そして、昨年末に会員を対象に行った、抽選で5人に豪華なおせちが当たるキャンペーンを経て、今回、おせちの販売再開に踏み切ったとのことです。
再開するおせちはどんな内容になるのでしょうか。グルーポンが用意した資料を見る限り、立派なエビやアワビなどごちそうがぎっしりと詰まっています。問題となった「スカスカおせち」とは比べものにならないぐらい豪華な見た目です。今回、17種類のおせちを用意する予定です。
再開するおせちのキャッチコピーは「ぎゅうぎゅう」。負の遺産と位置づけている「スカスカおせち」騒動を逆手にとったプロモーションですが、複雑な思いをもつ人もいるかもしれません。
実際にどんなおせちになるのか。ちゃんと期日通りに届くのか。そして、グルーポンは信頼を取り戻せるのか、色々と注目を集めそうです。
発表会で、グルーポンの根本啓CEOは「質の高い商品を、お客様にお約束した期日にお届けするということにこだわった」と意気込みを語りました。また17種類のおせちについては、「内容を確認し、十分にお客様に喜んでもらって、お正月がわくわくした特別なものになるように選定した」と話しました。
4年前にはおせちが届かなかったことも問題になりました。質疑で仮に同じようなことが起きた場合の対応について問われると、根本CE0は「万が一、期日にお届けできない、商品に問題があったなどの場合、代替のおせち商品を速やかに配送できる体制をとっており、万が一の事故にも対応できる」と述べました。