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ろくでなし子さん釈放。記者会見で「今回の逮捕は不当」
自分の女性器を3Dプリンター用データにしてダウンロードさせたとして、わいせつ物頒布等の疑いで警視庁に逮捕された芸術家五十嵐恵(活動名・ろくでなし子)さんが18日、釈放された。
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自分の女性器を3Dプリンター用データにしてダウンロードさせたとして、わいせつ物頒布等の疑いで警視庁に逮捕された芸術家五十嵐恵(活動名・ろくでなし子)さんが18日、釈放された。
ろくでなし子さんの件、勾留に対する準抗告が通りました。釈放です!
— 山口貴士 (@otakulawyer) 2014, 7月 18
自分の女性器を3Dプリンター用データにしてダウンロードさせたとして、わいせつ物頒布等の疑いで警視庁に逮捕された芸術家五十嵐恵(活動名・ろくでなし子)さんが18日、釈放された。山口貴士弁護士ら弁護団が準抗告(裁判所に処分の取り消しや変更を求めること)し、釈放を求めていた。
ろくでなし子さんは弁護団とともに記者会見を開き、「今回の逮捕は不当」と話した。
今回釈放されたものの、刑事事件としての捜査は続き、起訴されて裁判になる可能性もある。
会見でろくでなし子さんは、支援者への感謝を述べた。そのうえで、「今回の逮捕はとても不当で、理不尽で、納得がいきません」と訴えた。
さらに、「私は自分のしてきた活動や作品が犯罪に当たるとは考えておりません」と述べた。
今回の逮捕は「芸術とわいせつの境界線」などをめぐり、議論を呼んでいる。
インターネット署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」では、「氏の作品は性的搾取や嫌がらせを目的とした『わいせつ物』とは異なる」として、釈放を求めて2万人以上が署名した。
一方、3Dプリンターに使うデータをわいせつ物と認定して立件されたのは初めてで、今後も様々な論点が注目を浴びそうだ。